...彼女は自分と対置する相手を探していた...
...二人の意見は対置していたため、話し合いが必要だった...
...彼の言動が社会的価値観と対置している...
...対置する二つの勢力の間で戦いが起こった...
...彼は自分の利益を追求するために、正義や良心と対置している...
...一頃ジャーナリズムに対してアカデミズムというものが対置されたものである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...必要なことは却って俗物的な情熱で以て日常性を俗物さと対置することでしかないらしい...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...かつてこれほどはなはだしい対照とこれほど異様な対置とをこさしめたことはない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...父の素朴な信仰と対置されて其の末梢的(まっしょうてき)な装飾部分を剥(はぎ)去(さ)られる時...
中島敦 「光と風と夢」
...それに劣らぬ大きなプロメテウス的な英雄の象徴像を対置する...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...しばしば矛盾するような可能性を対置させるのが彼の方法である...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...対置する計画を立て...
本庄陸男 「石狩川」
...あれこれの特定な人間や事象を対置するだけではちぐはぐな気持であった...
本庄陸男 「石狩川」
...男の心に対置されたものとしての女心の独特な波調が...
宮本百合子 「新しい船出」
...国防婦人会の働く形体にしろ現実にそれとは対置されたものである...
宮本百合子 「新しい船出」
...二つの問題を正・反と対置したところから何か固定した形で結論として出てくるのでは決してない...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...からさに対置されるものを甘さとすれば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それと照らし合わせる現象を対置した構成でかかれた小説は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういう主観性と対置されるものはいつも世俗的なかしこさで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女の本能的なものがそれに対置されるのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...専門家の間では「質料」matire に対置される語として...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索