...私に向つて対等に物云ひかけた...
宇野浩二 「質屋の小僧」
...よくもまあかの恐るべき金星超人X大使と対等に張り合っていたものである...
海野十三 「地球要塞」
...常識が学識に対して知識の価値を対等に争い得るのは...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...私達は対等に御話が出来るわけです...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...それが欠けていることか! (色々な意味で)対等に話すことの出来る仲間...
中島敦 「光と風と夢」
...自分に対する口の利(き)き方が急に対等になった...
夏目漱石 「行人」
...自然と人間を対等に取扱う境を通り越して...
夏目漱石 「コンラッドの描きたる自然について」
...金五郎と対等に飲んでいるのに...
火野葦平 「花と龍」
...彼が私にたやすく対等に振舞っているのは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...伊東は対等には付き合っていたものの何かにつけて教えられることが多く...
松本泰 「暴風雨に終わった一日」
...原則として対等にしていたが二三年後には男の方がぐっと上になってしまう...
宮本百合子 「女の歴史」
...対等に剣を交えるだけの自信は充分にあった...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...お前は良人(をつと)の伴侶(はんりよ)として対等に何(なん)の問題を語り得(う)るか...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...併せて対等に社会に立つて活動せよ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...家庭に於ても対等に正直と賢明と勤勉と慈愛とを示して其(その)子女の模範とならねばならぬ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...対等にひとしい返答である...
吉川英治 「剣の四君子」
...対等に近い和議を容(い)れたのも...
吉川英治 「剣の四君子」
...黒地に蔦(つた)つなぎを白抜きした狩衣はその背を初めて客と対等にして...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??