...私に向つて対等に物云ひかけた...
宇野浩二 「質屋の小僧」
...よくもまあかの恐るべき金星超人X大使と対等に張り合っていたものである...
海野十三 「地球要塞」
...対等に戦うのでなくっちゃ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...だからこの唯物論とこの日本主義とを対等に並べて...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...対等に感謝してよいわけです...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...一革命を起さんとしつつも二つの勢力は対等に抵抗しあっているのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...自然を人間と対等に取扱ったのである...
夏目漱石 「コンラッドの描きたる自然について」
...明日からは対等に付合ってくれるだろうな」何という朗らかさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼が私にたやすく対等に振舞っているのは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...原則として対等にしていたが二三年後には男の方がぐっと上になってしまう...
宮本百合子 「女の歴史」
...ヨーロッパにおける諸王と国王との対等に近い関係とはまるで性質がちがっていた...
宮本百合子 「木の芽だち」
...今は目前対等に久木男爵と会いながらも...
横光利一 「旅愁」
...お前は良人(をつと)の伴侶(はんりよ)として対等に何(なん)の問題を語り得(う)るか...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...少くとも進歩した文学者は「人」として対等に女の価値を認めて戴(いただ)きたいと存じます...
与謝野晶子 「産屋物語」
...而(さ)うして対等に社会上の権利を得(う)るに到れよとは自分の願(ねがひ)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...家庭に於ても対等に正直と賢明と勤勉と慈愛とを示して其(その)子女の模範とならねばならぬ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...対等にひとしい返答である...
吉川英治 「剣の四君子」
...誰とでも対等になって働く青年じみた感情は...
吉川英治 「新書太閤記」
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