...対等に戦うのでなくっちゃ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...男も女も対等に――否多くは女の方がより攻勢的に――相対抗するものであるということを是認しても...
豊島与志雄 「理想の女」
...飲むなら彼等と対等に金を出しあって飲め...
豊島与志雄 「別れの辞」
...政府と人民とを対等に見...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが欠けていることか! (色々な意味で)対等に話すことの出来る仲間...
中島敦 「光と風と夢」
...自分に対する口の利(き)き方が急に対等になった...
夏目漱石 「行人」
...金五郎と対等に飲んでいるのに...
火野葦平 「花と龍」
...原則として対等にしていたが二三年後には男の方がぐっと上になってしまう...
宮本百合子 「女の歴史」
...剣士として対等に会うなら会おう...
山本周五郎 「花も刀も」
...奈良原翁と対等に膝を交えて談笑し...
夢野久作 「近世快人伝」
...今は目前対等に久木男爵と会いながらも...
横光利一 「旅愁」
...少くとも進歩した文学者は「人」として対等に女の価値を認めて戴(いただ)きたいと存じます...
与謝野晶子 「産屋物語」
...男女は対等に教育せよ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...対等にひとしい返答である...
吉川英治 「剣の四君子」
...対等に近い和議を容(い)れたのも...
吉川英治 「剣の四君子」
...対等には戦えまい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...政子を奪われた事件でも、兼隆が胸をなでて、あのまま紛争の表面化するのを避けていたのは、(配所の流人ずれと、六波羅の地方官たる自分とが、対等に、喧嘩するのも大人げない)と、自分を高く持して、頼朝をあくまで卑(いや)しんでいたからである...
吉川英治 「源頼朝」
...富士と対等に立っていることが恐(こわ)くなった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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