...私に向つて対等に物云ひかけた...
宇野浩二 「質屋の小僧」
...よくもまあかの恐るべき金星超人X大使と対等に張り合っていたものである...
海野十三 「地球要塞」
...私達は対等に御話が出来るわけです...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...政府と人民とを対等に見...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが欠けていることか! (色々な意味で)対等に話すことの出来る仲間...
中島敦 「光と風と夢」
...自然を人間と対等に取扱ったのである...
夏目漱石 「コンラッドの描きたる自然について」
...自然と人間を対等に取扱う境を通り越して...
夏目漱石 「コンラッドの描きたる自然について」
...対等に扱われなければならない...
蜷川新 「天皇」
...そして本当に男子と対等にするためには...
野呂栄太郎 「十月革命と婦人の解放」
...こんなふうにしてKと対等に話すために...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...金五郎と対等に飲んでいるのに...
火野葦平 「花と龍」
...今は対等に、いや、支配者として臨んではいるが、数年前の社会では、とにもかくにも一藩の家老として立てられていた阿賀妻の前で、こういう話は、微禄の前身をさらけだすような羞恥(しゅうち)であった...
本庄陸男 「石狩川」
...今は目前対等に久木男爵と会いながらも...
横光利一 「旅愁」
...しばしば天才婦人の現われるという事実が女性もまた男子と対等に進化し得られる素質を備えていることを暗示しているのであるが...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...而(さ)うして対等に社会上の権利を得(う)るに到れよとは自分の願(ねがひ)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...主客対等に話そうとする心もちが...
吉川英治 「剣の四君子」
...飽くまで信長と対等にいることだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...子どもと対等になる気など毛頭ない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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