...彼と対座して意見を交換した...
...対座する機会が少なくなった...
...対座の場が設けられた会議では、議論がはかどった...
...いつもの対座に出かけたら、友人が待っていた...
...対座の相手に適切な敬意を示すことが大切だ...
...いつしか懇意(こんい)な叔父(おじ)さまとでも対座(たいざ)しているような...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...寺院の奥まつた一室に対座してゐる老僧と詩人との間を...
薄田泣菫 「木犀の香」
...この部屋は――結構ですね」それなり俺たちは和室にあがって対座した...
高見順 「いやな感じ」
...対座して話してゐるうちに...
種田山頭火 「行乞記」
...時には先生と二人対座で十分十句などを試みたこともある...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...対座している間にでも...
直木三十五 「南国太平記」
...ここで岩をはさんで相対座しましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人はなお対座した...
夏目漱石 「明暗」
...御奉行様は半(はんとき)でも対座なさりますれば必ず相手の人物をお見抜き遊ばす方でございます...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...二十五六歳の見すぼらしい一人の青年とが対座している...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...客間に対座するとすぐ...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...娘の祖父と母と対座して...
牧野信一 「海棠の家」
...(F・O)○=(F・I)奉行笠原左衛門の宅(内部)左衛門と七兵衛と対座する...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...「失礼仕った」と対座して...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...私はこうして昨夜(ゆうべ)岩形氏と洋装の女が対座していた卓子(テーブル)を見付け出すつもりであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...それから正木博士と対座して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...このまどろい神官との対座をのがれたいものだと...
吉川英治 「江戸三国志」
...寝不足のうえにも畏怖(いふ)を加えて、対座の間も、まったく錯乱(さくらん)のていだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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