...彼と対座して意見を交換した...
...対座する機会が少なくなった...
...対座の場が設けられた会議では、議論がはかどった...
...いつもの対座に出かけたら、友人が待っていた...
...対座の相手に適切な敬意を示すことが大切だ...
...子どもを抱(だ)いたまま老人と対座(たいざ)した...
伊藤左千夫 「老獣医」
...影男の速水は、ふたりをアパートの客間に請(しょう)じて、対座した...
江戸川乱歩 「影男」
...対座するにはどちらも堪へきれないのである...
種田山頭火 「其中日記」
...要するに余等は五郎君の霊に引張られて今此処に来て翁と対座して居るのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それにあまり長く対座してもいられなかった...
豊島与志雄 「死の前後」
...そうして対座していると...
豊島与志雄 「道化役」
...二匹の動物みたいに対座していた...
豊島与志雄 「道化役」
...米友を炉辺の対座に引据えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...面と向って対座している...
夏目漱石 「虞美人草」
...もつと三千代と対座してゐて...
夏目漱石 「それから」
...この対座の一瞬々々に双方の考えがずんずん遠ざかるような焦燥を感じだした...
本庄陸男 「石狩川」
...娘の祖父と母と対座して...
牧野信一 「海棠の家」
...第二百三十八茶話会(さわかい)中川の去りて後(のち)小山は独(ひと)りお登和嬢と対座せしが嬢の様子の引立たぬを見て心の愁(うれい)を想い遣(や)り「お登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...私と対座して構えてを衝いて見るが好い...
森鴎外 「二人の友」
...私と対座して赤裸々に意志を発表すれば...
森鴎外 「二人の友」
...ともかくもとお通し申して対座すると...
山本周五郎 「日本婦道記」
...主(あるじ)の可成としめやかに対座し...
吉川英治 「新書太閤記」
...寝不足のうえにも畏怖(いふ)を加えて、対座の間も、まったく錯乱(さくらん)のていだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索