...その教区内の末寺僧侶を監督す...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...阿弥陀堂へ僕たちを案内してくれたのは、寺僧ではなく、その娘らしい、十六七の、ジャケット姿の少女だった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...『誌略』に雲住寺縁起に載った、秀郷の鏃を見んと、洛西妙心寺に往って見ると、鏃甚だ大にしてまた長く、常人の射るべき物ならず、打根(うちね)のごとし、打根は射る物でなく手に掛けて人に打ち付くる物なり、尚宗とある銘の彫刻および中真(なかみ)の体、秀郷時代より甚だ新しいようだから、臣寺僧に問うに、この鏃は中世蒲生家よりの贈品で、秀郷の鏃という伝説もなし、ただ参詣人、推して秀郷の鏃と称えるのですと対(こた)えたとある...
南方熊楠 「十二支考」
...臨川古寺僧迎客...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」いづれの頃此寺に移ししか寺僧に問ども不知...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寺僧が怪んで人に尾行させると...
森鴎外 「細木香以」
...そこで寺僧に請うて過去帖を見たが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...」わたくしは曩(さき)に寺僧の言(こと)を聞いた時...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...初代次郎右衛門以後一寺僧の声がした...
吉川英治 「剣の四君子」
...寺僧は答える...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏はその寺僧へ...
吉川英治 「私本太平記」
...そこへ寺僧が入って来て...
吉川英治 「私本太平記」
...寺僧はすぐ山門のほうへ走って行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...庫裡(くり)の寺僧も起き出ていないので...
吉川英治 「新書太閤記」
...泉岳寺の寺僧で、一人は一呑(どん)といい、一人は石獅(せきし)という者だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「寺僧」「はい」「あまりかもうてくれるな...
吉川英治 「宮本武蔵」
...梅軒をただの寺僧と見馴れているから意外とするのであろうが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この時に寺僧の知っていたところは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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