...彼等は素より所謂北面の下臈にすぎずと雖も...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...たとえば当世の上臈(じょうろう)の顔は...
芥川龍之介 「俊寛」
...上臈(じょうろう)に恋歌(れんか)でもつけていれば...
芥川龍之介 「俊寛」
...臈(ろう)たけた眉が...
泉鏡花 「婦系図」
...臈(ろう)たく生垣から...
泉鏡花 「婦系図」
...――朝明(あさけ)より夕をかけて熟睡(うまい)するその臈(ろう)たげさ労(つか)らしさ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...カフェとは似合わぬ姫君のように臈(ろう)たけた少女だった...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...そう仰っしゃっていきなりわたくしの肩の上へ上臈(じょうろう)さまをおのせになりました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...中臈(ちゅうろう)...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...妙に臈(ろう)たけた賢い女です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上臈のかもじと『尤(もっとも)の草紙』に見る通り...
南方熊楠 「十二支考」
...上臈(じょうろう)であっただろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それが一躍して中臈を贏(か)ち得たのは破格である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...中臈は奥方附であると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...中臈は三室(さんしつ)位に分たれた部屋に住んで...
森鴎外 「渋江抽斎」
...天保二年の元日には中臈頭(がしら)に進められた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...中臈頭はただ一人しか置かれぬ役で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...岡野は順承附の中臈(ちゅうろう)になった...
森鴎外 「渋江抽斎」
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