...たとえば当世の上臈(じょうろう)の顔は...
芥川龍之介 「俊寛」
...臈(ろう)たけた眉が...
泉鏡花 「婦系図」
...臈(ろう)たく生垣から...
泉鏡花 「婦系図」
...ヴィイナス神(がみ)の息(いき)よりもなほ臈(ろう)たくもありながら...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...――朝明(あさけ)より夕をかけて熟睡(うまい)するその臈(ろう)たげさ労(つか)らしさ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...上臈貴嬪らは肥満(ふとっちょ)の松風村雨(まつかぜむらさめ)や...
内田魯庵 「四十年前」
...カフェとは似合わぬ姫君のように臈(ろう)たけた少女だった...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...通り掛りの上臈(じょうろう)は吾を護(まも)る侍の鎧の袖(そで)に隠れて関を抜ける...
夏目漱石 「幻影の盾」
...美しくも臈(ろう)たき女で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臈(ろう)たけく霞(かす)むのも不思議な魅力でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上臈のかもじと『尤(もっとも)の草紙』に見る通り...
南方熊楠 「十二支考」
...上臈(じょうろう)であっただろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...五百はすぐに中臈(ちゅうろう)にせられて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それが一躍して中臈を贏(か)ち得たのは破格である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...中臈は奥方附であると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...天保二年の元日には中臈頭(がしら)に進められた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...聟方には待ち上臈...
吉川英治 「私本太平記」
...――上臈風(じょうろうふう)な知性美と気品の高さでは...
吉川英治 「新書太閤記」
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