...寺中の坊さんたちの袈裟衣(けさごろも)や...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...夜が更(ふ)けてがらんとした寺中がひっそりした時分...
谷崎潤一郎 「秘密」
...我は十里外の小寺中に俟(ま)ち受けんというたと...
南方熊楠 「十二支考」
...河内の道明寺中興住持の尼...
南方熊楠 「十二支考」
...」「(二十九日)訪尼松珠于当麻寺中紫雲庵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たとえば下総(しもうさ)国府台(こうのだい)総寧寺の天正三年の制札に「一つ寺中の堀之内陣取るべからざる事」とある(嘉陵紀行二編三)...
柳田國男 「地名の研究」
...寺中の一名物になったという...
吉川英治 「三国志」
...「や、お待たせしました」伝次は、すぐ戻って来て、「寺中には、宿(やど)貸す備えもあります由、いざどうぞ」と、母子を導いて、妙厳寺の一房へ入った...
吉川英治 「私本太平記」
...そこの寺中には、四条隆資(しじょうたかすけ)の陣所がある...
吉川英治 「私本太平記」
...寺中へは多額な寄進もされ...
吉川英治 「私本太平記」
...臨済寺中秋寂寞(りんざいじちゅうしゅうじゃくまく)...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺中の大書院へ案内した...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、「おさしつかえなくば、何の用意もございませぬが、寺中の一院を、御休息所にお宛(あ)て下さいますように」と、つけ加え、「いずれ住持が、間もなく、御挨拶をかねて、御案内に罷(まか)り出(い)でまする」と、携(たずさ)えて来た湯茶を侍臣にあずけて帰りかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺中をあげて款待(かんたい)につとめたことはいうまでもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...狭い寺中はおろか...
吉川英治 「新書太閤記」
...――お国元の但馬(たじま)から寺中へ宛てて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この八部衆はもと額田部(ぬかたべ)寺の像であって西金堂に移した後毎年寺中に闕乱(けつらん)のことがあるため長承(崇徳(すとく))年中に本寺へ帰したはずだが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...寺中絶食したことがあった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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