...市の天王寺中学で...
薄田泣菫 「茶話」
...一箇所大きい寺のあるあたりには塔中(たっちゅう)また寺中(じちゅう)と呼ばれて小さい寺が幾軒も続いている...
永井荷風 「日和下駄」
...彼らは本国寺の寺中(てらうち)へ入って行くから...
中里介山 「大菩薩峠」
...寺中の者皆んなに見せるんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」「(二十九日)訪尼松珠于当麻寺中紫雲庵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寺中は大混乱の巷と化します...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...其頃岡崎から程近(ほどちか)い黒谷(くろたに)の寺中(ぢちう)の一室(ひとま)を借りて自炊(じすゐ)し...
與謝野寛 「蓬生」
...さしも広い永久寺五十二坊の寺中が足のふみ場もない...
吉川英治 「私本太平記」
...その中にいた西園寺中納言公重(きんしげ)や公宗(きんむね)を知ると...
吉川英治 「私本太平記」
...そこの寺中には、四条隆資(しじょうたかすけ)の陣所がある...
吉川英治 「私本太平記」
...まもなく二人の虚無僧(ぼろんじ)を寺中から拉(らっ)して来た...
吉川英治 「私本太平記」
...頼春や寺中の家士がそれぞれの腹拵えや身仕度をすますあいだ...
吉川英治 「私本太平記」
...「寺中からの挨拶など待つまでもない」河尻肥前守...
吉川英治 「新書太閤記」
...いやまだ、そのほかにも、寺中の老幼、稚子(ちご)、堂衆(どうしゅう)まで、ひと目に数えても百五十人に近かろうと思われる人々が、恐ろしげに、幼きは老いたる者へ、老いたるは若者へ、抱き合ったまま竦(すく)んでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...弥惣にすぐこれへといえ」あわただしい跫音(あしおと)が、寺中を駈けた...
吉川英治 「新書太閤記」
...『――寺中へまで申し入れる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あのまま寺中に預かっておいた上野介の首を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――お国元の但馬(たじま)から寺中へ宛てて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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