...香爐を提げて寺中の職をなさんやうなし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...此日寺中書画を曝す日にて蔵画を見たり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鳥取に顕忠寺中の兄田中悌庵が墓を展したのださうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たとえば下総(しもうさ)国府台(こうのだい)総寧寺の天正三年の制札に「一つ寺中の堀之内陣取るべからざる事」とある(嘉陵紀行二編三)...
柳田國男 「地名の研究」
...其頃岡崎から程近(ほどちか)い黒谷(くろたに)の寺中(ぢちう)の一室(ひとま)を借りて自炊(じすゐ)し...
與謝野寛 「蓬生」
...寺中にいる四条隆資(しじょうたかすけ)が...
吉川英治 「私本太平記」
...寺中には、蓄(たくわ)えの酒もあろう...
吉川英治 「私本太平記」
...寺中へは多額な寄進もされ...
吉川英治 「私本太平記」
...臨済寺中秋寂寞(りんざいじちゅうしゅうじゃくまく)...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここの寺中に、ぜひ会いたい者がいる...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺中の大書院へ案内した...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺中一円に火を見...
吉川英治 「新書太閤記」
...やがて進撃の貝も鳴るであろう」裏門を探って寺中へ帰った...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺中をあげて款待(かんたい)につとめたことはいうまでもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺中あらましの人数がもう出揃っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...園城寺中の宿泊人悉(ことごと)くが...
吉川英治 「新書太閤記」
...泉岳寺へも、すぐ幕命が下って、(内蔵助以下一同、宵のうちに、寺中を引払い、大目附伯耆守の宅に罷越(まかりこ)し、静かに、お沙汰を受けらるるよう)と云う指図(さしず)である...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...寺中絶食したことがあった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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