...寸言を述べることで、会議の進行を早めることができる...
...彼女は、寸言にもかかわらず、大変分かりやすく説明してくれた...
...彼は寸言を惜しまずに話す性格だ...
...寸言を交えつつ、上司に意見を伝えた...
...会話の中で、寸言が重要な役割を果たすこともある...
...貴方の眼は――貴方の眼は」彼女は此処(ここ)で一寸言ひよどんだ...
芥川龍之介 「翻訳小品」
...前にも一寸言及(いいおよ)んだ様に...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...一寸言葉を切ったが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...一寸言葉を切って...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...こゝに一つ例をあげると……」と博士は一寸言葉を切つて記憶から手頃な歌を一つ探り出さうとした...
薄田泣菫 「茶話」
...それで到頭昨夜は看護婦と喧嘩をしてね」自分でも其舌の縺れ工合なのが氣になると見えて一寸言葉を切つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...あの何に……」と一寸言ひにくさうに言つて「細君に宜しくいつて呉れ」ともうづか/\行つてしまつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...」と云ったが一寸言葉が見出せなかったので彼女はこうつけ加えた...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...」と云って彼女は一寸言葉を切ったが...
豊島与志雄 「少年の死」
...」一寸言葉がと切れると...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...一寸言葉が見出せなかった...
豊島与志雄 「野ざらし」
...一寸言葉も見付からなかった...
豊島与志雄 「林檎」
...前に一寸言つたが...
中島敦 「環礁」
...最後に一寸言ひおきたいことがある...
長塚節 「旅行に就いて」
...何んの足(た)しにもなりませんが」小僧は一寸言ひ澁(しぶ)りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これも他の人には一寸言へない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一寸言葉を止絶らせて...
牧野信一 「眠い一日」
...――然るを、つい数日前、寸言、周都督に逆らえりとて、諸大将のまっただ中にていたく面罵せられたるのみか、すでに老齢の身に、百打(だ)の刑杖を加えられ、皮肉裂け、血にまみれ、気は喪(うしな)うにいたる...
吉川英治 「三国志」
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