...彼は寸志を贈って感謝の気持ちを示した...
...このイベントでは、寸志を募集しています...
...あの人は常に寸志を忘れずに持ってきます...
...寸志を渡すのは、感謝の気持ちを伝えるための一つの方法です...
...寸志の額は少なくても、気持ちが大切なことを忘れずに贈るようにしています...
...)也寸志(この名のゆかりは恒藤恭のやすしであらう)の三君である...
小穴隆一 「二つの繪」
...芥川が抱いてゐた也ちやん(也寸志君)を庭におろして...
小穴隆一 「二つの繪」
...僕は確か數へ歳四つであつたやつちやん(也寸志君)が...
小穴隆一 「二つの繪」
...岩波書店では、その映畫に登場してゐた時には、數へ歳八つと三つの比呂志、也寸志の兩君、それに行年何歳かであつた僕との三人に、昔の古いフィルムを寫してみせ、その見てゐるところを撮影して、短かすぎるフィルムに後をつけてのばしたものを作り、地方の講演會に使ふものの一つにしようといふのであつたが、芥川龍之介が映つてゐるフィルムといふのは、「パパ木登りをしよう」「小穴君たまにはトランプもいいね」のほんの僅か二た場面のものである...
小穴隆一 「二つの繪」
...也ちやん(也寸志君)は幸になんの關係もないのだから...
小穴隆一 「二つの繪」
...此字から寸志を出す可きや否の問題である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...寸志の紙包(かみづつみ)を懐中して...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...これがせめてもの寸志...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほんの私の寸志、香奠(かうでん)の代りだが――」帛紗(ふくさ)のまゝ押しやつたのは、どう少く見ても、百兩は下らなかつたでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寸志として一人一ヵ月二十文ずつ上納させたことがあった...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...「御隠居さま、お目にかかるべきところ、何かと取り込み、今晩はこれにてお引取りを願うなれど、これは寸志、おおさめ下されるように――とのこと――」と、前に、三方を置いて、「おおさめなさい――」と、帛紗(ふくさ)を取る...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...賜ると仰っしゃるのですか」「劉備の寸志です...
吉川英治 「三国志」
...これはわしの寸志」ほかに持ち合せもなかったとみえ...
吉川英治 「私本太平記」
...そのための寸志の賀...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうぞ一同の寸志と思って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「寸志だ」いい捨てて...
吉川英治 「旗岡巡査」
...――これだけが、お礼の寸志...
吉川英治 「松のや露八」
...それを寸志の礼としてさし上げますゆえ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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