...彼女の寸心に配慮して緊急性の高い案件を先に処理した...
...彼の寸心を読み違えて、不快な思いをさせてしまった...
...あなたの寸心に感謝しています...
...寸心を込めて手作りしたプレゼントがとても喜ばれた...
...日々の寸心が大切で、人間関係が円滑になると思う...
...万変自ら寸心に溢れ...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...一にアヌンチヤタが寸心に存ず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一寸心に見出しかねる…………と...
石川啄木 「鳥影」
...一寸心に見出しかねる……と...
石川啄木 「鳥影」
...至急に相認(あいしたた)め別して不都合に御座候えどもいささか寸心表白までに献言仕り候...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...さし当り一寸心細くなって来たようである...
戸坂潤 「社会時評」
...昌作は一寸心を打たれざるを得なかった...
豊島与志雄 「野ざらし」
...佐野は一寸心の置き場に迷った...
豊島与志雄 「裸木」
...彼は一寸心の置き場に迷って...
豊島与志雄 「反抗」
...それを見て信子は一寸心を落付けた...
豊島与志雄 「二つの途」
...唇をかみしめ眼をつぶってもたれかかってくる信子の姿が、一寸心に映じた...
豊島与志雄 「二つの途」
...寸心何窈窕...
夏目漱石 「草枕」
...多和も倒れたので一寸心配...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あんな報(しら)せを受取ると一寸心に暗い影がさしますよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...夜になるとKは倒れるまで酒を呑む、一寸心配...
牧野信一 「貧しき日録」
...一寸心の見当がつかなくなつた...
牧野信一 「妄想患者」
...矢代だけは一寸心が詰るように由吉の話を聞いていた...
横光利一 「旅愁」
...けれど、東国の草莽(そうもう)より起(た)った古源氏(ふるげんじ)の裔(えい)、尊氏の寸心にも、ひとつの信条がござりまする...
吉川英治 「私本太平記」
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