...寸功を争うためにあらずして...
中里介山 「大菩薩峠」
...此世を一層幸福に進むることに於て寸功なかつせば彼は詩人にも文人にも非(あらざ)るなり...
山路愛山 「明治文学史」
...「てまえの寸功に恩賞を賜わるかわりとして...
吉川英治 「三国志」
...正成が寸功を剋(か)ち得たなら...
吉川英治 「私本太平記」
...「――もし私の寸功でもおぼしめし下さるなら...
吉川英治 「私本太平記」
...なんであの凄まじい激戦に寸功(すんこう)でもあったといえるか」「なに...
吉川英治 「私本太平記」
...いささか寸功を挙げたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...みずから寸功をたてて償(つぐな)うべし――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...四民を安からしめておるわれらの寸功もありといえましょうか...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は寸功(すんこう)を顧みて拝辞した...
吉川英治 「新書太閤記」
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