...寸分の狂いもなく完璧に演奏する...
...彼女は寸分の隙もない美しさで会場を魅了した...
...プランを寸分決めて進めることで不測の事態を防ぐことができる...
...寸分の違いで勝負が分かれることもある...
...彼は寸分の隙も見せない完璧主義者だ...
...予の予想と寸分の相違もなく...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...干潮の時の海藻の香と寸分違わぬ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いまだ寸分も進歩の徴候を見ず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...寸分違わぬ扮装の...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...床の間に安置してあるものと寸分(すんぶん)ちがわない五重の塔が...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...いったい世間のものは、みんな十人十色で、どれだけ大勢(おおぜい)の人が集まっていても、寸分たがわぬ、同じ人間は、一人もありません...
高神覚昇 「般若心経講義」
...あの土砂降りの雨の晩に大戸を叩いて阿母(おふくろ)と話をしていった女の人というのと寸分も変りのない姿でございます...
橘外男 「蒲団」
...これと寸分違わないものを拵(こしら)えるようにとはるばる日本の一名匠へ註文したのだった...
谷譲次 「踊る地平線」
...寸分の相違もない図であった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...寸分も神経の休養が許されない...
中里介山 「大菩薩峠」
...寸分の違いもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...寸分違わずこの通りです」「フーム...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...虎列剌と寸分(すんぶん)たがわぬ死に方をするということをご存じか」きょろりと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...彼らの姿が現世のそれと寸分も違(たが)わず...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...初めは何の意味か一寸分りかねる風の二人だったが...
横光利一 「旅愁」
...縦横寸分の狂いなく近代庭園法の数学に合致していたと告白したことや...
横光利一 「旅愁」
...易(えき)というものは、そんなにもあたるものかの」「今申し上げた牛飼の女のことが、太守に聞えたので、管輅を召し、山鶏の毛と、印章の嚢(ふくろ)を、べつべつな筥(はこ)にかくして卜(うらな)わせてみたところ、寸分たがわず、あてたと申しまする」「ふふむ……」「それから趙顔(ちょうがん)の話は、もっと有名です...
吉川英治 「三国志」
...初めに見たものと寸分の相違もない...
吉川英治 「三国志」
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