...半分廻しかけた頭を一寸戻して...
石川啄木 「菊池君」
...『私は一寸、便所に...
石川啄木 「道」
...五寸角(かく)の土台数十丁一寸厚(あつ)みの松板(まついた)数十枚は時を移さず...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...」と栖鳳氏は一寸窄口(つぼぐち)をして笑つた...
薄田泣菫 「茶話」
...彼が来たために一寸途切れた主客の会話が...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ふみたば」
...一寸した糸屑が落ちていた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...右源太は、一寸、眉を険しくしたが「いや、お揃いで――」お歌が立って「さ、あちらの、すいた所へ、御案内仕りましょう」「いや、すいた所は、ここにある」一人が、お歌の手をとって、そして「片手に大作、片手にお歌、果報者だよ、源太さん...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...窮屈な寸法に較(くら)べて見ると...
夏目漱石 「門」
...御米(およね)も一寸(ちよつと)宗助(そうすけ)の顏(かほ)を見(み)たなり其時(そのとき)は何(なん)にも云(い)はなかつた...
夏目漱石 「門」
...これは一寸聞くと甚だをかしい...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...苦力の日給は全く安い比弗(ピアストル)でこきつかつたものだつたが、終戦寸前も、あの苦力達は、富岡になついて、日本の敗戦を薄々と知りながらもよく働いてゐたものだ...
林芙美子 「浮雲」
...一寸かぶれて火ぶくれをおこして来たのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...さればこの議論と実業とは寸分も相齟齬せざるよう正しく平均せざるべからざるものなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...腰に帯びた刀は二尺四寸五分の正盛(まさもり)で...
森鴎外 「阿部一族」
...学校の先生が知っておられるのと寸分ちがわない純正無雑なラテン語を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...べつに一尺八寸の打刀(うちがたな)をも同じ拵にて...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...二個の寸影(すんえい)が立っている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一寸ぐらいずつ雪が積もって...
和辻哲郎 「京の四季」
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