...別して前二者は一尺五寸以上の奴もあり...
石川欣一 「比島投降記」
...一寸(ちよつと)岡惚(をかぼれ)をされることは...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...なぞと取留めもなく思い乱れて、凝(じっ)とその大吉を瞻(みつ)めていると、次第次第に挿画(さしえ)の殿上人に髯(ひげ)が生えて、たちまち尻尾のように足を投げ出したと思うと、横倒れに、小町の膝へ凭(もた)れかかって、でれでれと溶けた顔が、河野英吉に、寸分違わぬ...
泉鏡花 「婦系図」
...一寸した旧家で源治などよりも余計に田をつくつている裕福な家であつた...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...僕は決して許しません――侮辱も亦甚しいです!」義雄の態度は寸毫(すんがう)も假借(かしやく)しないと云ふ勢ひだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一寸(ちょっと)話を聞いただけで偽(にせ)赤外線男だと看破(かんぱ)出来るようなものもあった...
海野十三 「赤外線男」
...だから表現されたものなどということは一寸も頭に出て来ないのである...
高村光太郎 「回想録」
...彼が隣の墓地(ぼち)にはもと一寸した閻魔堂(えんまどう)があったが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一寸(ちょっと)腰をあげて...
徳永直 「あまり者」
...私はその前で一寸立ち止まる...
豊島与志雄 「蠱惑」
...一度に、一寸も、二寸も開けて、もし、音がしたなら、それは、自分の身の破滅でもあり、又深雪への恋心、深雪へ一手柄を立てさせ、自分の男の意地を貫こうとすることに対して、何んな破綻を来すかも知れない、と思う用意からであった...
直木三十五 「南国太平記」
...ちょうど目の前にあった直径五寸位の椴(とど)松の若木の植林したものを指しながら...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...わずか何寸かの距離を通して...
夏目漱石 「思い出す事など」
...一寸お尋ね申します...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...そのまま寸延びの片手払い...
吉川英治 「剣難女難」
...来るべき年が地上にとっていかなる現象を事実となす年かを寸前にも知ることができなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...笛の一尺四寸は、そのままが一個の人間であり、宇宙の万象だという...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その手に抱えている帛紗(ふくさ)づつみの四寸ばかりの小筥(こばこ)である...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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