...桓武天皇は、自らの寵姫である大夫藤原定良の子、淳和天皇を即位させた...
...そして史実の示すところによりますれば、その時ペレニウスと行を共にいたしましたのは、寵姫二十三人、その子供たち家族合せて七十何人、侍臣奴隷たち六百何十人、このほかに禁衛軍の将卒中から従うもの千二百有余人……非常に大掛りなものであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...殿下の寵姫(おもいもの)と思われている女は! と頷(うなず)く...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...それはかの美少年のことを言った寵姫の首であった...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...後宮の寵姫の一人の為にそれで以て髢(かもじ)を拵(こしら)えようというのだ...
中島敦 「盈虚」
...公の寵姫の髢(かもじ)のために髪を奪われた己氏(きし)の妻であった...
中島敦 「盈虚」
...そこには豪奢な寵姫らしい扇情的優美さが息づいていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...将軍の寵姫(ちょうき)は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...寵姫を母とした御子(みこ)を早く御覧になりたい思召(おぼしめ)しから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また弘徽殿(こきでん)の女御(にょご)という寵姫(ちょうき)もおありになるのですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...陛下の寵姫(ちょうき)を盗みたてまつるようなことをしても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...王美人という寵姫があって...
吉川英治 「三国志」
...呉氏の妹にあたる孫堅の寵姫(ちょうき)からは...
吉川英治 「三国志」
...酌にはべらせておいた荘王の寵姫へ...
吉川英治 「三国志」
...おそばにいた寵姫(ちょうき)の廉子(やすこ)が...
吉川英治 「私本太平記」
...と」「…………」寵姫(ちょうき)の三位ノ局廉子(やすこ)も...
吉川英治 「私本太平記」
...みかどがまだ皇太子時代の寵姫(ちょうき)...
吉川英治 「私本太平記」
...慕蓉貴妃(ぼようきひ)という皇帝の寵姫(ちょうき)がいる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...生母はその寵姫(ちょうき)である...
吉川英治 「随筆 新平家」
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