...僕は決して書いたものによつて自分を審かれることを恐れない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...不審にぶつかった...
海野十三 「地球要塞」
...予審判事としてでなく...
江戸川乱歩 「鬼」
...定(さだ)めし不審に思われるでありましょう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...それが電車でなく徒歩で行くのだと聞いて不審をいだき...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...帽子もとらず床(とこ)の間(ま)を後(うしろ)に胡坐(あぐら)をかいて不審そうに座敷中を見廻していた...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...審美書院(しんびしょいん)の自慢の木版摺(もくはんずり)の色でみると...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...僕が最後の審判からのがれて来た不吉な人間のやうに見えるのかもしれない...
原民喜 「飢ゑ」
...彼女は不審に思っているようだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...諸君には中央委員の命令を審議する権能(けんのう)はないのだ...
平林初之輔 「鉄の規律」
...審配はいたずらに強がるのみで遠計なく...
吉川英治 「三国志」
...大挙すぐ援軍にお出向き遊ばせ」審配のすすめに...
吉川英治 「三国志」
...一抹の不審にハッとその御眉は吹き研(と)がれたかのようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...「はて?」寄手は不審がった...
吉川英治 「新書太閤記」
...よもや秀吉が、ここを引き払う気づかいはない」「不審(ふしん)、不審」と、みな疑心暗鬼(ぎしんあんき)にとらわれて、変(へん)を、家康へ告げた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのさい不審を申し立てれば...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ふと不審に感じ出していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今、道ばたで見かけた賊の死骸は、百姓が斬ったものとは見えんが」と、不審を抱いた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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