...いかに寥々たるものであったかが判りましょう...
上村松園 「画学校時代」
...人物画は寥々たるものでした...
上村松園 「画学校時代」
...われわれはまた諸君のために決して犬馬の労を厭うものではない……」拍手の音は寥々たるものであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そりゃ寥々たるものにはちがいないさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...以て其機關雜誌に掲出せしめたり固より寥々たる短章に過ぎずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て其機関雑誌に掲出せしめたり固より寥々たる短章に過ぎずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此書の如き寥々たる短篇中に...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...一見していかにも寥々たる武州大塚村の形相がうかゞはれ...
正岡容 「巣鴨菊」
...果は「悠々たる哉天壌、寥々たる哉古今、五尺の小躯を以てこの大をはからんとす、ホレーショの哲学そもなにするものぞ」なんて、その書置きを暗記して、朗読して喜ぶ...
三浦環 「お蝶夫人」
...たとひ如何に地方文化が寥々たる貧困にあらうと...
吉川英治 「折々の記」
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