...言いがたい慰安と寂寥(せきりょう)とを感じた...
芥川龍之介 「大川の水」
...寂寥や焦躁や不機嫌や――凡て内面に喰入る孤獨を男らしく自分一人で堪へ凌いで...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...愛する術を忘れた寂寥を忘れに...
池谷信三郎 「橋」
......
立原道造 「萱草に寄す」
...反き離れんとする心を骨肉によって結んだ集団! そこには邪推と不安と寂寥とがあるばかりだ...
種田山頭火 「砕けた瓦」
...なにか喪に似た寂寥が浮びあがってくるのである...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...絶望と荒廃と寂寥とのどん底につき当ると...
豊島与志雄 「蘇生」
...寂寥だけが残る...
豊島与志雄 「憑きもの」
...中心のない寂寥なものになりかけました...
豊島与志雄 「碑文」
...荒寥(こうりょう)たる自然の山科谷だけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...かくて夜の世界の不安と寂寥と...
長與善郎 「青銅の基督」
...その割合の寥々(りょうりょう)たるには一層驚かざるを得ない...
新渡戸稲造 「民族優勢説の危険」
...景色の荒寥とした山の上や...
萩原朔太郎 「宿命」
...荒寥たる田舍の小驛なり...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...寂寥感(せきりょうかん)やらで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...憮然たる寂寥にとらはれよう...
吉川英治 「折々の記」
...それに鎌倉じゅうは無人寥々(りょうりょう)なさいであったから...
吉川英治 「私本太平記」
...不安に似た寂寥(せきりょう)にとらわれた...
吉川英治 「平の将門」
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