...少しく寡黙になったというだけで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...寡黙に近いということがその特色である...
高浜虚子 「俳句への道」
...一方はだんだん寡黙になる...
長谷川時雨 「九条武子」
...今に重吉が井沢郡から代議士にうって出て見ろ、最高点をとるにきまっとる、と云う周囲の焙りつくような待ち遠しい目を身に受けながら、重吉は寡黙に、快活に温い頑強さで、自分がそれらの人々の希望している通りの者には決してならないことを自覚して暮しているのであった...
「海流」
...ふいに寡黙になり不機嫌な表情をうかべている...
山川方夫 「その一年」
便利!手書き漢字入力検索