例文・使い方一覧でみる「寞」の意味


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...遠くなるまで寂(ひっそり)して...   遠くなるまで寂寞しての読み方
泉鏡花 「婦系図」

...完全なる美しき生活に対する不満の欲求とその欠乏より生ずる不安と寂の著しき足跡が印せられてゐる...   完全なる美しき生活に対する不満の欲求とその欠乏より生ずる不安と寂寞の著しき足跡が印せられてゐるの読み方
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」

...また寂たり...   また寂寞たりの読み方
薄田泣菫 「艸木虫魚」

...十風は死んだものゝやうに寂として目を瞑つた儘ぢつとして居る...   十風は死んだものゝやうに寂寞として目を瞑つた儘ぢつとして居るの読み方
高濱虚子 「俳諧師」

...この深い寂(じやくまく)の境にあんな雪崩(なだれ)をまき起して...   この深い寂寞の境にあんな雪崩をまき起しての読み方
高村光太郎 「智恵子抄」

...落として霜枯れた冬田の上にはうすら寒い微風が少しの弛張(しちょう)もなく流れていた...   落寞として霜枯れた冬田の上にはうすら寒い微風が少しの弛張もなく流れていたの読み方
寺田寅彦 「鴫突き」

...伯の晩年は甚だ寂で...   伯の晩年は甚だ寂寞での読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...寂(せきばく)を好む者にとっては...   寂寞を好む者にとってはの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...北米の荒原は偉大なる悲哀寂の中(うち)に自分を恍惚たらしめた...   北米の荒原は偉大なる悲哀寂寞の中に自分を恍惚たらしめたの読み方
永井荷風 「新歸朝者日記」

...この寂(せきばく)と荒涼たる焼跡の中の...   この寂寞と荒涼たる焼跡の中のの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...僕の心は寂としてとりとめもないむしやくしやしたものであつた...   僕の心は寂寞としてとりとめもないむしやくしやしたものであつたの読み方
長塚節 「開業醫」

...こういう寂(せきばく)たる団欒(だんらん)の中に...   こういう寂寞たる団欒の中にの読み方
夏目漱石 「行人」

...それがいかにも不思議であったくらい四囲(あたり)は寂(ひっそり)していた...   それがいかにも不思議であったくらい四囲は寂寞していたの読み方
夏目漱石 「明暗」

...万事君の跋扈(ばっこ)に任せるといった風に寂(せきばく)を極(きわ)めた建物の中に立って...   万事君の跋扈に任せるといった風に寂寞を極めた建物の中に立っての読み方
夏目漱石 「明暗」

...やがて寂(せきばく)の中(うち)に...   やがて寂寞の中にの読み方
夏目漱石 「門」

...そのうち元老連は追い追い浮世の花を見捨て斯界ようやく寂...   そのうち元老連は追い追い浮世の花を見捨て斯界ようやく寂寞の読み方
山本笑月 「明治世相百話」

...多くの寂を彼に与えた...   多くの寂寞を彼に与えたの読み方
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」

...彼の全身が梵鐘(ぼんしょう)のように鳴って四辺(あたり)の寂(じゃくまく)をひろく破ったせいであろう...   彼の全身が梵鐘のように鳴って四辺の寂寞をひろく破ったせいであろうの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「寞」の読みかた

「寞」の書き方・書き順

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