...ほとんど寝食を忘れてしまう...
有島武郎 「私の父と母」
...一度はそれを自分の問題として寝食を忘れてもつくした人が...
伊藤野枝 「転機」
...地質の研究に文字通り寝食を忘れている有様だ...
海野十三 「地中魔」
...正造が寝食を忘れて狂奔していることは知っていたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...寝食を忘れて九死に一生を得ようと努めるのだった...
徳田秋声 「縮図」
...そして殆んど寝食を忘れて書き続けてきた...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...ほとんど寝食を忘れて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この体(てい)を見ると真に寝食を忘れている...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は寝食を忘れて兼行し...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...寝食を忘れて丹精していた...
久生十蘭 「だいこん」
...――そしてそれ以来彼は寝食を忘れて作画に没頭し勿論僕の方が不親切で彼の方が親切で従順であるばかりでなしに...
牧野信一 「朝居の話」
...それらの人々とは寝食を忘れても語り明したく...
牧野信一 「浪曼的月評」
...多年古書を校勘して寝食を忘れていた抽斎も...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それから約一年ばかりの間寝食を忘れてこの論文を研究されたのですが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...寝食を忘れて作っているものだった...
吉川英治 「銀河まつり」
...寝食を忘れて築きあげてきた修行とその自信はいま血の音をたてて胸の底へ崩壊していた...
吉川英治 「剣の四君子」
...わしの父、日光屋安左衛門なども、常陸から長直公に従(つ)いて、この赤穂へ入部した一人じゃでな、上水の工事にもたずさわり、わけても、塩田の開拓には、君民一致で、寝食を忘れて、働いたものじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...寝食を忘れて苦心はしておりますなれど...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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