...某国大使館内に現に寝泊りしている館員の数である...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...用心棒として邸内に寝泊りすることになった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...沖の汽船の中に寝泊りをしている一人であったが...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...さっそく二階へ駆け上って船長が永い間寝泊りしていた小さな室へ入った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...いでゆに寝泊りしているんだろう? こんどは僕が送って行ってやるよ...
太宰治 「断崖の錯覚」
...そこに寝泊りして下されば夫人も病人の夫を置いて外出するのに安心である...
谷崎潤一郎 「鍵」
...一カ月あまりも寝泊りしている時にも...
近松秋江 「霜凍る宵」
...ここに寝泊りしている...
徳田秋声 「足迹」
...正一も大抵そこで寝泊りすることになった...
徳田秋声 「黴」
...汽車の汽笛の聞える附近の宿屋に寝泊りして...
永井荷風 「銀座」
...ずっと其処に寝泊りして最後まで附添うことにした...
中島敦 「斗南先生」
...そこには浪人寺本山平が寝泊りしているはず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...這いこむとすればそこなんでございましょう」「離家にはいま誰が寝起きしているんだ」「肥前の松浦様のご浪人で新田数負(にったかずえ)という若いおさむらいがこの春から寝泊りしております...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...よかったら此処で寝泊りをして...
山本周五郎 「風流太平記」
...主人みずから温室内に寝泊りして温度の調節を計るなど...
山本笑月 「明治世相百話」
...実は盗人(ぬすっと)の寝泊りする家で...
吉川英治 「江戸三国志」
...寝泊りのこと一つでも...
吉川英治 「私本太平記」
...右馬介がそこの庵(いおり)に寝泊りして...
吉川英治 「私本太平記」
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