...洪水以来夜もろくろく寝ないで考えていたことを打ち明けた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しかし犬はどうしてもそこへ寝ないで...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...「人が寝ないで稼いでいるのに...
田中貢太郎 「円朝の牡丹燈籠」
...昨夜(ゆうべ)は一ト晩中寝ないで待ったが...
徳田秋声 「新世帯」
...ほかの抱えと一緒の部屋には寝ないで...
徳田秋声 「縮図」
...(未だ、寝ないで、自分の帰りを待っているのだ)と、思うと、頭の中で(証拠品を持って帰りました...
直木三十五 「南国太平記」
...まだ寝ないのか」「はい...
中里介山 「大菩薩峠」
...寝ないで一夜を明かすこともあるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...◇ここと銚子とは五十里もあろに水は寝ないで流れてく川底から湧く温泉やがて長野県についた...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...一ツ蚊帳には寝ないや...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...私でさえ寝ないと云って怒ると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寝ないのは咲ちゃだけよ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...二条の院に寝ない夜も多くなったのを夫人は恨めしがっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「爺いさん、なぜ寝ないかね...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...どうして寝ないんだ...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...「いつまでも寝ない奴だな...
吉川英治 「三国志」
...なぜ早く寝ないか」「ハイ」竹童はそら鼾(いびき)をかきだしたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「寝ないか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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