...酔つて寝ころぶのは...
太宰治 「お伽草紙」
...私は仕事をやめて寝ころぶ...
太宰治 「作家の手帖」
...ひっくりかえるようにして寝ころぶ...
太宰治 「雌に就いて」
...そしてすなほに大の字に寝ころぶ...
種田山頭火 「一草庵日記」
...初夏の水たたへてゐる雲がない花の散らうとしてゐる柿の若葉が見えるところで寝ころぶけふのみちも花だらけ・わらや一つ石楠花を持つ途上で...
種田山頭火 「行乞記」
...山ふところの花の白さに蜂がゐる松風松蝉の合唱すゞしこゝがすゞしい墓場に寝ころぶ河の向岸は遊廓...
種田山頭火 「行乞記」
...青葉の奥の鐘が鳴る・蝉しぐれこゝもかしこも水が米つくながれをさかのぼりきて南無観世音菩薩・山からあふれる水の底にはところてん御馳走すつかりこしらへて待つ蜩・寝ころぶや雑草は涼しい風・道筋はおまつりの水うつてあるかなかなうらは蜩の...
種田山頭火 「行乞記」
...寝ころぶ・石ころに日はさせども・死をまへにして濁つた水の・ひとりがよろしい雑草の花春の夜のひとりで踊る身にせまりやたらに芽ぶいてきたなんぼでも虫がゐる夜のふかくして・月と雲と...
種田山頭火 「其中日記」
...星がちか/\またたきだした・寝ころぶや知らない土地のゆふべの草・旅は暮れいそぐ電信棒のつく/\ぼうし・おわかれの入日の赤いこと八月廿二日曇...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「旅日記」
...二階の女給部屋の隅に寝ころぶ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...仰向けに寝ころんで(寝ころぶという姿勢は重力に対して最小の努力で抵抗できる)...
平林初之輔 「伊豆の国にて」
...自分がそこに寝ころぶのは...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...襷や鉢巻をして寝ころぶというのも妙なものだろう」「寝ころんでどうするって」「あれを見ろよ...
山本周五郎 「風流太平記」
...上野や道灌山の森蔭へ行って寝ころぶくらい...
山本笑月 「明治世相百話」
...周馬は徳利を枕にして仰むけに寝ころぶ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...勝手にやらせておいて沢庵も勝手に寝ころぶ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここへ来て寝ころぶのは皆...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索