...三寛文(かんぶん)十年の夏...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...正保(しやうはう)元年に生れた芭蕉は寛文...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...寛文年間に世に出た磯村吉徳(いそむらよしのり)の算法闕疑抄(さんぽうけつぎしょう)とか...
石原純 「關孝和」
...昔はこの振袖も至って短かく寛文時代で女の振袖の長さが一尺五寸...
上村松園 「帯の巾が広すぎる」
...寛文十年と云えば切支丹で世間が騒いでいる時である...
田中貢太郎 「幻術」
...そこで寛文十年には「水あび御定(おさだめ)の覚」というものがあって...
中里介山 「大菩薩峠」
...「大佛錢のやうだが――」詰草(つめくさ)の寛永通寶に交つて、たつた一枚、眞新しい文錢、――それは昔々徳川家康が鐘名(しようめい)に文句を附けて、豊臣家を困らせ、大阪夏の陣の原因になつた方廣寺の大佛を、寛文二年三月、潰して鑄(い)た有名な文錢――だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「……いったい、この青鱚(あおぎす)釣りともうしますのは、寛文のころ、五大力仁平(ごだいりきにへい)という人が釣ったのがはじめだとされているんでございまして、春の鮒の乗ッ込釣り、秋の鰡(ぼら)のしび釣り、冬の(たなご)釣りと加えて、四大釣りといわれるほどでございまして、いかにも江戸前な釣りなんでございます...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その後寛文(かんぶん)頃の句に沼津にてぬまつくや泥田をかへす島(うなぎしま)俊治これも田をかへすと詠めり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...又た寛文から女順禮が始まつたといふのも...
三田村鳶魚 「女順禮」
...非人小屋といふものは寛文以來ずつとある稱へで...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...寛文二年印本『江戸名所記』に根津(ねず)権現(ごんげん)社は大黒神を祭るなり...
南方熊楠 「十二支考」
...寛文中まで別村であったこと(新編会津風土記)...
柳田國男 「地名の研究」
...また蔵王を見ることができるように」くびじろ年が明けて(寛文二年)正月中旬になった或る日...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...山彦――四月十三日(寛文三年)...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...去年(寛文四年)の四月七日の項で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...寛文六年に国老となってからすでに五年余日経っているが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...九寛文(かんぶん)十二年というと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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