...十二 俊寛平家物語(へいけものがたり)や源平盛衰記(げんぺいせいすゐき)以外に...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...今より九百四十年あまりのむかし寛平昌泰(くわんひやうしやうたい)の年間(ころ)作りたる文字の吟味をしたる書(しよ)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...○寛平(くわんびやう)四年御年四十八類聚国史(るゐじゆこくし)二百巻を撰(えら)み玉ふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...寛平(くわんびやう)九年御年五十三権大納言右□将を兼(かね)らる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...御法体(ほつたい)ありては寛平法皇(くわんびやうほふわう)とぞ申奉る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
... 寛平法皇の(帝の御父)御心には時平の任(にん)を除(のぞ)き 菅神御一人に国政をまかせ玉はんとのおぼしめしありしに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...寛平(くわんびやう)法皇此事を聞(きこ)しめして大におどろかせ給ひ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...弘仁貞観から寛平に至る大宗教時代は日本木彫史上の壮観である...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...宇多天皇の寛平年間に出來たものの如くである...
内藤湖南 「支那目録學」
...寛平の宇多法皇の御誡にも天皇の學問はひどく深くする必要はない...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...宇多天皇の寛平頃に出來たものらしい...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...それは今から一一〇五年の昔寛平(かんぴょう)四年(892)に僧昌住(しょうじゅう)の作った我国開闢以来最初の辞書『新撰字鏡(しんせんじきょう)』に「※...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...寛平四年すなわち西暦八九二年に僧昌住(しょうじゅう)の著わした『新撰字鏡(しんせんじきょう)』に「桔梗...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...竜樹菩薩は寛平中藤原佐世(すけよ)撰『日本国現在書目録』に...
南方熊楠 「十二支考」
...「寛平三年正月十三日...
横光利一 「旅愁」
...世は、寛平年代から、末世(まっせ)なのであり、今日の世のみだれも人間の堕落も、何のふしぎでもありはしない」こういう声は、徐々に、巷に聞えだし、上流層も庶民も、ひと頃からみれば、よほど自己の信仰に、懐疑し出してはいたけれど、それでもなお、素朴なる知的水準にあるこの国の上では、およそ仏陀の鐘の音みたいに、無条件に衆を跪伏させてしまうほどな魅力あるものは、他になかった...
吉川英治 「平の将門」
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