...彼は寛厚な性格だ...
...寛厚な対応をしてくれる...
...寛厚な心の持ち主だ...
...その店は寛厚なクーポンを配布している...
...彼女は人生観が寛厚だ...
...粟野さんはいかにも長者(ちょうじゃ)らしい寛厚(かんこう)の風を具(そな)えている...
芥川龍之介 「十円札」
...寛厚(かんこう)にして...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...武の叔父の恒(こう)は寛厚の長者であった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...寛厚さを現す眼尻に刻まれた特長のある深い皺とは...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...寛厚で大まかだつた道平老人が何ヶ月振りかでふたゝび生れ出たやうな観があつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「かような御寛厚なお志に対しましては...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...確信していたものが崩壊してしまうとは!社会の鎧(よろい)の欠陥が寛厚なる一罪人によって見いだされ得るのか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かく冷然としてしかも寛厚なるまだ青二才にすぎないこの青年は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は自分の寛厚さに一種快い興奮さへ意識しながら...
中村地平 「悪夢」
...主人の倉松は三十五六の大家の主人らしい寛厚な感じのする働き者...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...マンを信じきっていたための寛厚さであった...
火野葦平 「花と龍」
...そういう気質らしい清潔さ、寛厚さ、こころの視角の高さも感じられるのである...
宮本百合子 「あられ笹」
...寛厚にして利に聡(さと)き地主を造るに在り...
山路愛山 「明治文学史」
...のみならず、こんどの旅行中、諸州のうわさを聞いても、彼は仁慈、寛厚、まれに見る長者であると、一世の人望を得ています」「だが、その劉玄徳とは、今日までなんの交渉も持っていない...
吉川英治 「三国志」
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