...寛保元年(千七百四十一年)においては...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...米人フェノロサが多年の研究によりて寛保二...
永井荷風 「江戸芸術論」
...寛保末年より宝暦末年に至るまで凡(およ)そ二十年間...
永井荷風 「江戸芸術論」
...寛保(かんぽう)延享(えんきょう)の頃の漆絵(うるしえ)紅絵(べにえ)には早くも西洋風の遠近法を用ひて巧(たくみ)に遠見(とおみ)の景色と人物群集の状(じょう)とを描き出(いだ)せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...元禄より元文を過ぎ寛保に及ぶまで凡(およそ)五十年間は仮に西洋美術史上の用語を以てすればいはゆる「復興期以前(プリミチフ)」の時代に相当すべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...寛保の末年浮世絵は西村重長(奥村政信門人)の工夫によりて初めて純然たる彩色板刻(さいしきはんこく)(二色板紅絵)の法を発明し宝暦に入りてその技(ぎ)益進歩せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...元文より寛保延享寛延に至る頃奥村政信及(および)その一派の画工は室内の遠景を描ける大板(おおばん)の紅絵(べにえ)漆絵(うるしえ)を出(いだ)せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...「寛保二年、閏(うるう)十月の饑饉(ききん)、武州川越、奥貫(おくぬき)五平治、施米(ほどこしまい)の型とござあい――」頼まれもしないに寄って来て、袋の結び目から、受けなしの片手をさし込んでの一掴み、口上交りで米友の手伝いをはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ギョリュウ日本へ昔寛保(かんぽ)年中に中国から渡って植えてある柳(テイリュウ)...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「通名御柳寛保年中夾竹桃ト同時ニ始テ渡ル甚活シ易シ其葉扁柏ノ如ニシテ細砕柔嫩々トシテ下垂ス夏月穂ヲ出ス淡紅色草花ノ如シ秋ニ至リ再ビ花サク本邦ニ来ルモノ一年両度花サク唐山ニハ三度花サクモノモアリ故ニ三春柳ノ名アリ云々」と叙してあって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...寛保元年に八十三歳で歿した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...先祖書の寛保二年錦橋八歳は享保二十年乙卯生に符合してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寛保三年某月二十六日に寂した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寛保三年と寛政十一年とに飜刻せられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寛保二年壬戌に怙(ちゝ)を喪つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寛保二年壬戌(じんじゅつ)七月二日」と一行に彫り...
森鴎外 「渋江抽斎」
...翌寛保二年七月二日に歿し...
森鴎外 「渋江抽斎」
...寛保二年大水のため流失す...
若杉鳥子 「浅間山麓」
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