...スポウリエの寒駅で...
谷譲次 「踊る地平線」
...そうすると深夜に汽車のとまった山間の寒駅にも...
谷譲次 「踊る地平線」
...寒駅の酌婦は関所破りの博徒に旅費を恵むことを辞さなかった...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...独(ひとり)寒駅ノ泊リ壁ヲ隔テテコレヲ聞ケバ大ニ趣ヲ成ス...
永井荷風 「向嶋」
...東北線の寒駅の暗い街をさまよい歩いていたことをすっかり忘れてしまっていた...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...常磐線の寒駅から田圃(たんぼ)道を一里ばかり...
野村胡堂 「古城の真昼」
...汽車は平原の寒駅に止まって...
牧逸馬 「夜汽車」
...野の中に名も知れぬ寒駅がぼんやりと横たはつてゐた...
横光利一 「頭ならびに腹」
...風は野の中から寒駅の柱をそよそよとかすめてゐた...
横光利一 「頭ならびに腹」
...羽前水沢駅という札の立った最初の寒駅に汽車が停車したとき...
横光利一 「夜の靴」
...その村里の寒駅へ放り出されては...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??