...その小さな寒村での暮らしは厳しい...
...彼は寒村出身で、苦労の経験が豊富だ...
...彼女は寒村に新しい生活を始めた...
...この小説は寒村を舞台にしている...
...年末年始は寒村で過ごす予定だ...
...ゲニバク〔銭函〕の寒村をなしている所であった(図370)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...かゝる寒村(かんそん)なるにがそりん・ぽんぷ一臺(いちだい)備(そな)へつけてあるのだといふ...
今村明恒 「地震の話」
...ここから三里はなれた山麓の寒村に在りまして...
太宰治 「男女同権」
...英国北部ノ一寒村タルくろすぴーヨリ逃レテ和蘭(オランダ)ノあむすてるだむニ到リ...
中里介山 「大菩薩峠」
...地方の寒村にだって此の位の家は幾らでもある...
中島敦 「光と風と夢」
...当時の東北の一寒村で...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...元来学校からして寒村にあるんですから……」「それじゃ学生はその辺にだいぶ宿をとってるんでしょう」と独仙君はなかなか承知しない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ハンガリーの一寒村に生まれた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...越後(えちご)の寒村から出て来て...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...人煙まれな険阻(けんそ)な寒村であった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...寒村僻邑(へきゆう)の小店に用うる十露盤も...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...何処(どこ)か瑞西(スイス)の寒村にでもありそうな...
堀辰雄 「木の十字架」
...北獨逸の一寒村ヴォルプスヴェデから...
堀辰雄 「日時計の天使」
...まことに寒村居酒屋の娘とは享けとれぬ艶(あで)やかさであつた...
牧野信一 「武者窓日記」
...紀伊国で三つの極寒村の第一たり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...それでも御方便(ごほうべん)なもので十歳以上まで生長すると山の奥の寒村だから自然と山や谷を飛び歩くようになって手足も始めて発育する...
村井弦斎 「食道楽」
...ある寒村に汽車が停つたときま向ひに停つてゐた數臺の貨車の中で動かない數十疋の牛が鼻を縛がれたまま乘せられてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
...こういう寒村の窮民を見ると...
吉川英治 「三国志」
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