...その小さな寒村での暮らしは厳しい...
...彼は寒村出身で、苦労の経験が豊富だ...
...彼女は寒村に新しい生活を始めた...
...この小説は寒村を舞台にしている...
...年末年始は寒村で過ごす予定だ...
...僕はやはり西川といっしょに中里介山氏の「大菩薩峠(だいぼさつとうげ)」に近い丹波山という寒村に泊まり...
芥川龍之介 「追憶」
...夜中暗い竹藪や貧乏な寒村を通り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...大杉榮だの、荒畑寒村だの、先づ平民社の手にかかつた逸材であります...
石川三四郎 「浪」
...麓(ふもと)の村は戸数もわずか二三十でほんの寒村であるが...
太宰治 「魚服記」
...河口村といふ文字通りの寒村にたどり着くのであるが...
太宰治 「富嶽百景」
...豫想通の一寒村――そのうちにも念入の破屋の前に...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...いかなる寒村僻地(へきち)でも...
中里介山 「大菩薩峠」
...英国北部ノ一寒村タルくろすぴーヨリ逃レテ和蘭(オランダ)ノあむすてるだむニ到リ...
中里介山 「大菩薩峠」
...其下水田を隔てゝ寒村あり...
長塚節 「草津行」
...元来学校からして寒村にあるんですから……」「それじゃ学生はその辺にだいぶ宿をとってるんでしょう」と独仙君はなかなか承知しない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...惨めに荒れ果てた寒村を通り過ぎてゆくようなものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...寒村僻邑(へきゆう)の小店に用うる十露盤も...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...みるかげもない寒村になつてゐた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...北獨逸の一寒村ヴォルプスヴェデに淹留す...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...このホオエンダムのごとき蒙昧僻遠(もうまいへきえん)の一寒村において...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...といったような寒村であった...
山本周五郎 「青べか物語」
...寒村の田夫(でんぷ)から身を起し...
吉川英治 「三国志」
...県(たくけん)の一寒村から身を起して今日に至るまでも...
吉川英治 「三国志」
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