...その小さな寒村での暮らしは厳しい...
...彼は寒村出身で、苦労の経験が豊富だ...
...彼女は寒村に新しい生活を始めた...
...この小説は寒村を舞台にしている...
...年末年始は寒村で過ごす予定だ...
...三軒位しか家のない寒村にたまに出喰はすくらゐのものであつた...
安倍能成 「初旅の残像」
...国に帰つたら手紙をくれるんだぞ」わたくしは鳥取県の一寒村三方山に囲まれた所で大きくなつた...
池田亀鑑 「忘られぬお国言葉」
...この小屋から更に一里あまり北にある一寒村の青年で...
石川欣一 「山を思う」
...ただ横田のかわりに僕は寒村を得た...
大杉栄 「獄中消息」
...河口村といふ文字通りの寒村にたどり着くのであるが...
太宰治 「富嶽百景」
...働くことしか目的(もくてき)がないようなこの寒村の子どもたちと...
壺井栄 「二十四の瞳」
...其下水田を隔てゝ寒村あり...
長塚節 「草津行」
...ポーランドの首府ワルシャワ郊外の一寒村に生まれた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...シベリアの寒村で...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...この村の人は猿なり冬木立田も畠(はたけ)も凍りついた冬枯れの貧しい寒村...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...村の人達は小さい寒村だけれども自分の村が何處よりも好きであつた...
林芙美子 「うき草」
...彼は傷(きずつ)いた兄の家族と一緒に寒村の農家に避難する...
原民喜 「火の唇」
...滔々(とうとう)として文明開化の流れがこの一寒村にも沁(し)みわたって来た時...
火野葦平 「糞尿譚」
...寒村(かんそん)僻地(へきち)といえどもなお唔(いご)の声を聴くことを得(う)...
福田英子 「妾の半生涯」
...とある寒村に住み慣れて...
牧野信一 「武者窓日記」
...このホオエンダムのごとき蒙昧僻遠(もうまいへきえん)の一寒村において...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...往き来のほとんどない寒村である...
柳宗悦 「日田の皿山」
...遠州の寒村狩宿を訪ねたのも...
柳宗悦 「民藝四十年」
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