...今日の最高気温は何度だったかは寒暖計で確認した...
...寒暖計の針が急に上昇し、明日は気温が上がる予想だ...
...寒暖計の針がゼロ度を下回ると氷点下になる...
...寒暖計のガラス管に水が入っていると、正確な温度が計測できない...
...外での作業前に必ず寒暖計で気温を確認し、適切な服装で対応する...
...桶の隅に立って出口から流れ出る湯の方に寒暖計をさし出し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...寒暖計はいつでも四十度...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...「……寒暖計だとか湿度計だとかいう器械で測るよりは...
海野十三 「深夜の市長」
...一八四六年三月六日の午後五時から翌日の正午まで――その間寒暖計は屋根に日があたっていたせいもあって時に六十五度ないし七十度に昇った――わたしが坐っていた部屋に置かれたこの池の水の温度は...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...うちの寒暖計はこわれていますから……(間)戸外の声 (ドアの口で)ロパーヒンさん! ……ロパーヒン (とうからこの呼び声を待っていたかのように)ああ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...元来寒暖計などあるまじき原始人の風呂場にあった寒暖計が...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...寒暖計の示度によらないで冷温を言う場合にはその人によってまるでちがった判定を下す事になる...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...果然(かぜん)寒暖計(かんだんけい)は途方(とほう)もない八十度を指(さ)した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その中によく洗った寒暖計を立てて...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...例えば検流計(ガルバノメーター)にしても、寒暖計にしても、測風計にしても、皆従来の物理学または気象学の器械をそのまま使っているわけである...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...気球に自記寒暖計...
中谷宇吉郎 「雪」
...外は寒暖計の度盛の日を逐(お)うて騰(あが)る頃であった...
夏目漱石 「それから」
...湿球寒暖計は、夙(つと)に測る能わざるに至り、大に楽みを殺(そ)がれし心地せしが、今また暖炉の傍(かたわら)に、置ける電池凝結(ぎょうけつ)して破壊し、ために発電するに由(よし)なく、また風雨計の要部を蔽(おお)う所の硝子板(がらすいた)紛砕して、内部に氷雪填充(てんじゅう)し全くその用を為(な)さざるに至りしかば、更に大に楽みを殺がれたり...
野中到 「寒中滞岳記」
...神代の水も華氏の寒暖計二百十二度の熱に逢うて沸騰し...
福沢諭吉 「物理学の要用」
...上方の寒暖計はいっぺんに昇華してきて...
正岡容 「寄席」
...その上に寒暖計を置けり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...その寒暖計に小き輪飾(わかざり)をくくりつけたるは病中いささか新年をことほぐの心ながら歯朶(しだ)の枝の左右にひろごりたるさまもいとめでたし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...しかるに近頃は米国製の新式孵卵器(ふらんき)を用ゆると昔のように寒暖計で温度を測る世話もなし...
村井弦斎 「食道楽」
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