...今日の最高気温は何度だったかは寒暖計で確認した...
...寒暖計の針が急に上昇し、明日は気温が上がる予想だ...
...寒暖計の針がゼロ度を下回ると氷点下になる...
...寒暖計のガラス管に水が入っていると、正確な温度が計測できない...
...外での作業前に必ず寒暖計で気温を確認し、適切な服装で対応する...
...「……寒暖計だとか湿度計だとかいう器械で測るよりは...
海野十三 「深夜の市長」
...温度を計るための寒暖計が柱にかけられてあった...
田山花袋 「田舎教師」
...六月の中ごろにすでに寒暖計が八十九度まであがったことがあった...
田山花袋 「田舎教師」
...うちの寒暖計はこわれていますから……(間)戸外の声 (ドアの口で)ロパーヒンさん! ……ロパーヒン (とうからこの呼び声を待っていたかのように)ああ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...それから一年くらいはその寒暖計が風呂場のどこかの隅に所在なさそうにころがっていたようであったが...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...元来寒暖計などあるまじき原始人の風呂場にあった寒暖計が...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...その中によく洗った寒暖計を立てて...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...寒暖計がはたらいて...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...零下三十五度を指している寒暖計の大写しを出して見ても...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...例えば検流計(ガルバノメーター)にしても、寒暖計にしても、測風計にしても、皆従来の物理学または気象学の器械をそのまま使っているわけである...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...寒暖計は七本用い...
中谷宇吉郎 「雪」
...ところが普通の寒暖計で測るとそれは出て来なくて...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...零下二十度を中心にしてその上下に激しく変化しているのが寒暖計には平均されて二十度と出ている場合とは大変な違いである...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...湿球寒暖計は、夙(つと)に測る能わざるに至り、大に楽みを殺(そ)がれし心地せしが、今また暖炉の傍(かたわら)に、置ける電池凝結(ぎょうけつ)して破壊し、ために発電するに由(よし)なく、また風雨計の要部を蔽(おお)う所の硝子板(がらすいた)紛砕して、内部に氷雪填充(てんじゅう)し全くその用を為(な)さざるに至りしかば、更に大に楽みを殺がれたり...
野中到 「寒中滞岳記」
...寒暖計は水銀柱が萎縮して下部のガラス球の中にその姿を没してしまうという有様である...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...柱に掛つた寒暖計を見て...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...寒暖計もあり 馬のついた文鎮...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二階の机の上の寒暖計はきっちりと九十度です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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