...また寒くなるのか知ら...
石川欣一 「山を思う」
...背中が寒くなるのでした...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...何か脊筋(せすじ)の寒くなるような凄(すさま)じい気配に襲われました...
太宰治 「人間失格」
...背筋が、寒くなる...
太宰治 「火の鳥」
...……背すじがぞくぞく寒くなるわい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...懐ろが寒くなると同時に心細くなる...
中里介山 「大菩薩峠」
...身体(からだ)が急に寒くなる...
夏目漱石 「草枕」
...毎年(まいとし)時候が寒くなるときっと身体(からだ)に故障の起る兄は...
夏目漱石 「道草」
...――もうそろそろ寒くなるのねえ...
林芙美子 「柿の実」
...寒くなるんだしなア……」弟子たちのこの話が耳にはいったのか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...腰をかける椅子なので、寒くなると、私は椅子の上に何時(いつ)か坐って書いている...
林芙美子 「生活」
...数多くの血なまぐさい事件にぞつと心が寒くなる...
北條民雄 「重病室日誌」
...だから夜中に寒くなると...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...おっ母さんはいまでもあたしを憎んでいると思います」登はうしろ首が寒くなるように感じた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...背筋が寒くなるようなぶきみさを感じた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...(二月五日)サン・ゼルマン二月(ぐわつ)に成つたら一層寒くなる筈(はず)の巴里(パリイ)が今年は何(ど)うした調子外れか好い天気が続いて僕の部屋などは煖炉(シユミネ)を焚(た)かなくつてもいい様に成つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...墨江は髪の根が寒くなる...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...その焚火(たきび)を囲み合って、「寒くなると、まだここの傷口が痛んでな……」と頸首(えりもと)へ手を当てた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??