...徒らに富者のみの富を益々増加して其堕落費を奉納するの手段となつた...
石川三四郎 「社会的分業論」
...貧にいて富者をしのぐ働きをしたものもある...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...富者の今日受け取った利子は明日からは基金に加えられ...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...労働者自身の手によってなされる恐るべき労働の浪費――富者の破壊ではなく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし富者と同等になれる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は富者に勧むるに地獄をさけて天国を得るため貧者に施さんことをもってし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ある家の執事がその役を止(や)むる頃には大なる富者となって大蔵大臣になされるなど...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...多くの富者に欠けてる二つの財宝を恵まれたことを神に謝する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...深刻の情致(じょうち)は何事によらずかへつて富者の知らざる処なり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...または富者は団結し易いが貧民はそれが困難であるというもっと一般的な原因かのために...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして富者は、その騰貴を許したのは、凶作のことを考えて憐憫と恩恵から行ったことだとする...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もし富者が、自分の食卓を節することなくして、五十万の人間に、一日五シリングを寄附するとすれば、これらの人間の生活は前より安易となり、より多量の食料を消費するようになるから、残った人間に分つ残りの食物が前より少くなることには、疑問はあり得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかしそれは単に富者の収入に過ぎず...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...顧客は独り富者のみとなること...
柳宗悦 「工藝の道」
...用いる人は貴族や富者です...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...諸州の富者から米錢を強請的に借りあげ...
吉川英治 「折々の記」
...賤(しず)の夫(お)から富者貴顕にいたるまで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その他富者は富者相応に...
和辻哲郎 「鎖国」
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