...富者が悪事をしても金の威光で罰せられず...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...たとえば富者は貧人よりもその隣郷に住む生産者のよき得意者たるがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...富は富者に集まると下世話(げせわ)に言われている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして富者を憎む...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...富者といわんよりは富貴(ふうき)の義務を自覚しないことを難じたい...
新渡戸稲造 「自警録」
...または富者は団結し易いが貧民はそれが困難であるというもっと一般的な原因かのために...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...従って富者は奴隷を使用せざるを得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...1)Embassy to China, vol. ii. p. 157.2)Id. p. 157.結婚に対するかかる奨励の結果として、富者の間では、財産が分割されることとなるが、これはそれ自身として人口を増殖させる有力な傾向を有っている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...富者が金を出す結果として十八ペンスないし二シリングという現在の稼ぎ高が五シリングになったと仮定すれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...富者の財産の最大部分を貧民に与える唯一の方法が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...富者の間の消費や楽しみのために飼う馬は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それはわずかばかりの富者への用となるに過ぎぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...購い得る者も少数の富者である...
柳宗悦 「工藝の道」
...富者は天国に入ることが難しいと云います...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...富者のみが購い得るということ...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...じつはまったくのたばかりだ」万燈を献ずる富者には限りがあるし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...物には頭の上がらぬ富者が何と多いことかよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...平家の庁(ちょう)の威光をかさに着て、いかにも、小生意気(こなまいき)らしい町隠密の少年は、鞭で、大地をたたきながら、「おのれは今、――富者も餓鬼、――貧者も餓鬼、――そして、雲上は政権(まつり)の争奪と、逸楽の妖雲におおわれていると」「ははは……人の話は、仕舞いまで聞け、それは、昨日(きのう)の源氏の世をいうたのだ...
吉川英治 「親鸞」
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