...此夢は國家富力の充實と國民生活の精化とに從つて早晩實現されずには居ないであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...八兵衛の富力はこういう事実から推しても大抵想像される...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...婦人をば権力富力あるものの兼併(けんぺい)に任せたが...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...とにかく権力あり富力あるものが自分一人に沢山(たくさん)の妻を専有するのである...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...ロンドンは富力第一...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...富力等一切のものが判明いたしました暁には...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...村に豪商があってそこの富力は大名とおんなじ位だといわれていた...
田中貢太郎 「阿宝」
...精力や富力からして...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...さらに日本第一位の富力を有し...
蜷川新 「天皇」
...天皇の権力と富力とを奪いとったのである...
蜷川新 「天皇」
...莫大(ばくだい)な信徒と富力と...
吉川英治 「黒田如水」
...加うるに江南以東の富力を擁し...
吉川英治 「三国志」
...ひとり近江の佐々木のみかは」「が、執権の暗愚をみて、幕府久しからずと、取って代らんとする同様な武門は、なお世上にはありましょうとも、富力、地の利、それに人望...
吉川英治 「私本太平記」
...権威富力の大きく見えている強国でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...その富力から見ても...
吉川英治 「新書太閤記」
...富力のある武田家が...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお毛利の富力と強大をずっと高く評価している一般民も...
吉川英治 「新書太閤記」
...強力な軍備と富力をもって...
吉川英治 「平の将門」
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