...併し山の中に來て見れば自然は餘りに問題に富み...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...縦隊は運動性に富みかつ衝突力が大きいためこれを利用しようとの考えあり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...運動性に富み地形の交感を受くる事少なくかつ兵力を要点に集結使用するに便利で...
石原莞爾 「戦争史大観」
...家富み子女栄えて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...只不幸にして彼等よりも富み...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...而して汝われと共富み榮えたるイリオンを攻め亡さば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...内容が極めて豊富で含蓄に富み過ぎているだけに...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...其伎倆彼れに優るもの必ずしも之れなきに非らじ而も學堂の如く功名心に富み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そこに富み栄える国があるというのが...
久生十蘭 「南極記」
...感激性に富み、女色を好む...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...毎(いつ)も富み...
南方熊楠 「十二支考」
...家は富み栄えていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...若鷹は茶褐色の斑(ふ)に富み...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...男は貧しく女は富み栄える運をもたせたと...
柳田国男 「海上の道」
...経験に富み、老巧にして円滑、才気縦横、大胆不敵といった人材でなければならない...
山本周五郎 「半之助祝言」
...倉厨(そうちゅう)は富み...
吉川英治 「三国志」
...それは極めて教示に富み...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...優雅快活で愛と謙遜に富み...
和辻哲郎 「鎖国」
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