...自然そのままの景色に富み...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...若い高嶺夫人は魅力に富み...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その国いたって富み...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...多分そのルナ・アミーバーは身体を耐熱耐圧性(たいねつたいあつせい)に富み...
海野十三 「崩れる鬼影」
...石井氏の老大人、一代にて身上を起し、鉅萬の財を積みけるが、慈善心に富みて、能く散じ、村人之を仰ぐこと神の如しなど物語るに、われ圖らずも、石井氏の由來を知り、いとゞ感激に堪へざりき...
大町桂月 「鹿野山」
...民(たみ)富みて君主富むの政治となる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...議会若し健全にして良心に富み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...鑑賞の眼識に富みたる仏国の文豪が江戸美術固有の秘戯画に対して如何なる観察をなしたるかはいふまでもなく甚だ興味ある事なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...彼の母こそは飽くなき独善派に類して放埒の血に富みたる性なれば...
牧野信一 「淡雪」
...益々光輝を増すかの密度に富み殆んど息をも衝せぬ快味が深く充分なる愛惜の念を満足された...
牧野信一 「浪曼的時評」
...その女富み栄え衆人に愛され為(な)すところ成就せざるなしと...
南方熊楠 「十二支考」
...そのさまざまなるものに富み胎めるかを見よ...
室生犀星 「抒情小曲集」
...これほど創意と風趣とに富み...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...様式の変化に富み...
柳宗悦 「工藝の道」
...代々此処の長をつとめて富み栄え候ひしが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一党の中でも思慮に富み...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...国はより富みもせずより貧しくもならないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そういう俗人たちは、礼儀正しく、慈愛に富み、隣人を誹謗せず、何人をも嫉まない...
和辻哲郎 「鎖国」
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