...家に寄生している寄食者がいる...
...寄食者を駆除するための方法を調べている...
...彼女は寄食者を養っていると周りから言われていた...
...寄食者が作る被害を防ぐためには、日頃から掃除を心がける必要がある...
...寄食者にまつわる法律に詳しい人に相談した方がいいかもしれない...
...それは再び寄食した福田家の生活が非常な困窮状態に陷つたためでありました...
石川三四郎 「浪」
...島根から上京して四谷の忍原横町(おしはらよこちょう)の親戚(しんせき)の家に寄食した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...妙子が寄食するようになってからと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...また湯島の下宿に寄食(かか)っていた...
徳田秋声 「足迹」
...その上に寄食の排除をもってすれば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無条件の寄食を許されて……六十六神尾主膳は...
中里介山 「大菩薩峠」
...使わるる者必ずしも独立を失わぬ僕は決して先輩の家庭に寄食するをもって独立を失(うしな)えるものとは言わぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...永らく今川氏に寄食した...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...すでに無宿の食客となりてわずかにこの国中に寄食するを得るものなれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...夕暮時になつて私は寄食先(ゐさふろうさき)の親戚へ戻るために堀留で電車を降りて問屋町の方へ曲つて行くと途上で従妹の輝子に出遇つた...
牧野信一 「奇友往来」
...毎朝歯を磨くにも多量の塩を用ゐ厠(かわや)用の紙さへも少からず費すが如き有様なりしかば誰も元義の寄食し居るを好まざりきといふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...寄食してゐる叔父の家に歸り...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...あの男の腹は胃袋の周囲(まわり)に外の臓腑が寄食(いそうろう)をしているようだ...
村井弦斎 「食道楽」
...事情があつて姉とか兄の家に寄食してゐて...
室生犀星 「はるあはれ」
...その戸主に寄食することができる...
柳田国男 「故郷七十年」
...「汝はもと漢朝の旧臣、魏に寄食して、老朽の脂肉(しにく)を養うとも、心のそこには、なおいささかの良心でもあろうかと、はじめは敬老の念を以て対したが、はからざりき、心身すでに腐れ果て、今のごとき大逆の言を平気で吐こうとは...
吉川英治 「三国志」
...叔父光安のやしきに寄食して...
吉川英治 「新書太閤記」
...謂はゞ亭主が女房の許に寄食した形であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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