...此間(こなひだ)やうやう手紙を寄越したんです...
石川啄木 「葉書」
...)ッて東京から母さんが手紙でそう云って寄越したのも...
泉鏡花 「婦系図」
...次の年にはチャンと人並な年賀状を寄越したりした...
海野十三 「火葬国風景」
...向うでも同じようにそのノートに返事を書いて寄越したりした...
大杉栄 「獄中記」
......
高木貞治 「回顧と展望」
...さらにまた使いを寄越したのかも知れません...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...代理として板倉を寄越した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あんな乱暴なことを云わせに寄越した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...なかには前に父へ寄越したのと同じくKKKの文字...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...ホームズの所へ寄越した事件と云うのはどんな事件なのだろうと...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
......
仁科芳雄 「國際學術會議への旅」
...あの挑戦状を寄越したのは京子だったのか...
橋本五郎 「殺人迷路」
...金方(バンキエ)が熊手の先で押して寄越した二万八千法の賭牌(ジュットン)の小山を忙しく例の大袋へ投げ込んだ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...嫌疑(けんぎ)を恐れてか只(ただ)の一度も返辞(へんじ)を寄越した者がない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼は手紙を寄越した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...当分其方へ預けて置くからなんて云つて寄越したんですよ...
牧野信一 「階段」
...「よく忘れないで寄越したものだな...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...ジルベールが彼に手紙を送って寄越した...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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