...二人が階段を上り切ると...
芥川龍之介 「舞踏会」
...足のしびれ切るのも知らずに...
上村松園 「思ひ出」
...引かれし袖を切るが如く打ち拂ひ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...私はもう斜めに突き切るのが厭になったので...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...これは簡単に云ひ切ることの出来ないことである...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...もしぼくを裏切るようなことがあったら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蒸発し切るまでの短時間内だけしか有效でない...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...雪の結晶を切るといっても今のところ別に名案もないので...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...腹を切る外に、俺は、俺はこの過(あやま)ちを償(つぐな)ふ道を知らなかつた」「――」「さらば」「柴田殿」次第に落ち行く柴田文内の最期を、平次と求馬は、せめて左右から抑へてやります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「力松が腹を切るつて言ふんです」「止めて下さい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――尤も鋸(のこ)で切る術(て)は考へなかつたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...オリオン座を横切る銀河のほとりに位してゐる...
牧野信一 「南風譜」
...切る時庖丁(ほうちょう)へ酢をつけると御飯がつきません...
村井弦斎 「食道楽」
...切る前に暫らく鹽水に漬けて置くので...
柳田國男 「食料名彙」
...身を切るような霜風(しもかぜ)に連れて吹き込んで来ました...
夢野久作 「白髪小僧」
...鼬がすらりと道を横切る...
夢野久作 「暗黒公使」
...これを断ち切ると...
横光利一 「夜の靴」
...こんなふうに十字を切るのです...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??