...お前はいつでも然り然り否々といい切ることが出来ないから...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...彼は結石を切る道具を発見し...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...だいじに育てた鉢の木を切るという話に基づいて書いたものである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...裏切る微笑(えみ)は薔薇(ばら)の莟(つぼ)めるごとき唇に流れぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...それにしても中からそれを刎切るのは容易な力でありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺、君がそれほどまでに死にたくなったんじゃ是非もない、いかにもおれの痩腕じゃ、仏頂寺の死際を取抑えるわけにいかんのはきまっている」「だから、おとなしく、それに坐って、拙者の腹の切り方と、往生際を、またたきもせずに見届けていることじゃ」「じゃといって――友達が死ぬのを、いい気でおとなしく、眺めちゃあいられまいじゃないか」「なあに――生(なま)やさしいのが、じたばたするんじゃない、仏頂寺ほどの亡者が、得心ずくで腹を切るのだ、見ているうちには胸が透いてくるよ」「ばかな――なんらの意義も理由もなく、友達が腹を切る、よろしいお切りなさい、拙者が傍から切りっぷりを拝見なんてすましていられるか」「すましていられなけりゃ、濁ってなりと、かぶってなりと見ておれ、そんなことにかかわっちゃおられん...
中里介山 「大菩薩峠」
...其刹那にドンと火葢を切るのに嘗て逸したことがないといふのであつた相だ...
長塚節 「菠薐草」
...こんな景気のいいタンカを切る所存は毛頭なかったんだが...
夏目漱石 「坑夫」
...こう口を切るのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...御預り御用金を、少しの油断で矢の根五郎吉に盗まれ、腹を切るか、夜逃げをするか、二つに一つという大難場だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腹を切るまで迷はせた女が憎くなるのは當り前ではないか」「――」「千万無量の怨みを包んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一足飛に隣の八畳を突っ切ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そうして全く降り切ると彼のいる厠の側を人が通る音がして軈(やが)て彼のねている部屋の障子をしめる音がした...
浜尾四郎 「夢の殺人」
...私はその中のどちらだとも云い切る訳に行かない...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...左様な見得を切るのが得意であつた...
牧野信一 「沼辺より」
...あると云ひ切るべきところを彼女は...
牧野信一 「山を越えて」
...やっぱり腹を切るというのは相当のこと也...
宮本百合子 「寒の梅」
...まだシラを切るつもりかい...
吉川英治 「私本太平記」
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