...留学生はその学校が提携しているアパートに寄寓することが多い...
...一時的に家を失った人が、宿泊施設に寄寓している...
...寄寓所では、交通費や食費などの生活費を節約することができる...
...寄寓先の管理人によって、入居後の生活環境が整えられた...
...短期の旅行では、民泊などの宿泊先で寄寓することもできる...
...昔自分の寄寓して居た姉の家の...
石川啄木 「葬列」
...伊藤は蒲田へ移り住むことになり私は新宿のほうの親戚へ寄寓することになつたのである...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...寄寓(きぐう)してゐる家に帰れば丁度十時になると思つた...
犬養健 「朧夜」
...東京の知合いに寄寓(きぐう)して...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...目下ホルボオン街のロオペ博士邸に寄寓している...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...姫の寄寓して居られる家をどしどし取毀させてしまつたので姫は驚き...
太宰治 「右大臣実朝」
...中の島の知己(しりあい)の家で河野の寄寓(きぐう)していた粕谷治助に逢って...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...細君の姉の家――軍人の未亡人で恩給と裁縫とで暮している姉の家に寄寓させて...
田山花袋 「蒲団」
...其れは其頃彼の母の家に寄寓(きぐう)して居る女学生であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...更に英語を学ぶべく彼女はある縁によって葛城の母の家に寄寓(きぐう)して青山女学院に通って居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...郵便局勤務の同僚の家に寄寓して...
豊島与志雄 「土地に還る」
...その時分駿河台なる牧師の家に日本の学生が四五人寄寓してゐた...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...エピクテタスを読んで机の上へ叩きつけるくらいな学者の家(うち)に寄寓(きぐう)する猫で...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...彼が広島の長兄の家に寄寓するやうになると...
原民喜 「火の踵」
...百峰は復の寄寓した後九日にして妻(さい)小石氏を迎へた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...妙了は年久しく渋江の家に寄寓していて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...十九歳のとき上京したが翌年故あって拙宅に寄寓した...
山本笑月 「明治世相百話」
...越前の朝倉家に寄寓していた頃...
吉川英治 「日本名婦伝」
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