...この二つの著書から特に著者の氣にいりの同じ匂ひの作品ばかりを寄せ集めて一本にまとめたら...
太宰治 「『老ハイデルベルヒ』序」
...日本の国を二十ほど寄せ集めたくらゐの広大の場所が燃えてゐる...
太宰治 「お伽草紙」
...今度も江戸の内府どのを相手に上方勢(かみがたぜい)を寄せ集めて大きな軍(いくさ)を起したほどの偉いお方であり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...一々丹念に寄せ集めてあるではないか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それを寄せ集めた時の惨めさが心にきたからだ...
豊島与志雄 「好意」
...輝く人家のまわりに暗い頭を寄せ集め...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...みんなここへ寄せ集められている...
中里介山 「大菩薩峠」
...がらんとした広い部屋の真中にいくつも卓が寄せ集めてあって...
中谷宇吉郎 「リチャードソン」
...ああいう寄せ集めの人種を一つの国家にまとめ上げて...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...難破船の寄せ集めのようなみじめな船が...
久生十蘭 「南極記」
...膳(ぜん)や食器なども寄せ集めのもので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あちこちから寄せ集めた古人の諸創意のもとに述べるということは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしはそれらを寄せ集めて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...遥々(はるばる)と是を一処に寄せ集めた...
柳田国男 「海上の道」
...それを寄せ集めて蒲団(ふとん)のかわりにしたそうである...
柳田国男 「山の人生」
...彼は脂肉(あぶらにく)をぞんざいに寄せ集めたように肥えていて...
山本周五郎 「青べか物語」
...古材木と古板を寄せ集めた「小屋」という以外には...
山本周五郎 「季節のない街」
...それらははっきりとした自発性を欠く断片の寄せ集め以上のものにはならなかったのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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