...全體の感じは應接間と廣間の奇妙な寄せ集めであつた...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...この二つの著書から特に著者の氣にいりの同じ匂ひの作品ばかりを寄せ集めて一本にまとめたら...
太宰治 「『老ハイデルベルヒ』序」
...今までに見たいろいろの同種の映画のいろいろの部分が寄せ集められてできあがっているという感じである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...これほど立派な材料をこれほど豊富に寄せ集めて...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...処が実在それ自身は決して任意なバラバラなものの寄せ集めではない...
戸坂潤 「科学論」
...それを寄せ集めた時の惨めさが心にきたからだ...
豊島与志雄 「好意」
...散らばった記憶をどうにか寄せ集めようとした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...向は之を寄せ集めて...
内藤湖南 「支那目録學」
...鍔(つば)のひろい笊(ざる)の底にまろびあういろいろな鶏の卵は私のために乏しい村の隅ずみから寄せ集めたものである...
中勘助 「島守」
...従って中国のペダントリーが例えば14型の赤痢ような多数の寄せ集めを区別しているのは驚くことではない...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...近所の誰彼のその後の消息を絶えず何処(どこ)かから寄せ集めて...
原民喜 「廃墟から」
...コマ歌舞伎なんて言っても、寄せ集めなので、端役がひどい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...古板や燒けトタンを寄せ集めて立てたヨロヨロのバラックなり...
三好十郎 「肌の匂い」
...市民を寄せ集めるのに意を用いております...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...群をなして寄せ集められ...
柳田国男 「海上の道」
...それを寄せ集めて蒲団(ふとん)のかわりにしたそうである...
柳田国男 「山の人生」
...一所(ひとところ)へ寄せ集めて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...古代及び中世の多くの学者からの寄せ集めで...
和辻哲郎 「鎖国」
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