...一に延暦寺が源平の何れに力を寄すべき乎に存したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...「奥の細道」第二回演能の由申来りたる桜間金太郎に寄す...
高浜虚子 「六百句」
...村会の夜の集合!噫(ああ)! 一語以て後日(ごじつ)に寄す」と書いた...
田山花袋 「田舎教師」
...かくして寄する集會の騷はげしく大地震(ゆ)る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...計略おのおのらして船に乘じて寄する如(ごと)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼女はその雑誌に時々所感を寄する信州(しんしゅう)の一男子の文章を読んで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...松の内と題する雑録を草して三田文学に寄す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...黒田湖山書を寄す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...無限縹渺(むげんひょうびょう)の路に寄する恋――といったようなところに誘われます...
中里介山 「大菩薩峠」
...悔いて身を寄するものは...
中里介山 「大菩薩峠」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
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中原中也 「在りし日の歌」
...それを封筒に入れて返送して寄すのである...
牧野信一 「貧しき日録」
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三浦環 「お蝶夫人」
...この玉を取らば光を失えども諸動物を引き寄する力は依然たる故...
南方熊楠 「十二支考」
...楊用脩の継室黄氏夫に寄する詩に...
南方熊楠 「十二支考」
...里恵の始て自ら裁した書が小野氏に寄する書であつたとすると...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...随筆「紋付を着るの記」を東京新聞へ寄す...
吉川英治 「年譜」
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