...寃罪(えんざい)に伏した事になるのだから...
芥川龍之介 「創作」
...母のいわゆる寃罪(えんざい)は堂々と新聞紙上で雪(すす)がれたが...
有島武郎 「或る女」
...二人が共謀して校長排斥を企ててゐるといふ寃罪(ゑんざい)を被(かうむ)つたこと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...南洲の寃を雪がむとの心もこもるべく...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...五百年歓喜の寃家(えんか)に逢(あ)い...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...新鬼は煩寃(はんえん)し旧鬼は哭す...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...カラスやラバールやシルヴァン(訳者注 皆寃罪のために極刑に処せられし人)などを弁護するヴォルテールも壮語家となる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どうして寃(むじつ)の世之次郎を縛つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とんでもないことでございます」継母のお嘉代はひたむきに倅の文次郎の寃(むじつ)を訴えるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...然し考えてみると自分の寃(むじつ)を言い説く道はたった一つある...
久生十蘭 「魔都」
...なお彼らが想像せる寃罪(えんざい)には心付くべくもあらずして...
福田英子 「妾の半生涯」
...とにかくこれらを標準として翁の伎倆を評する人があるならば大なる寃罪(えんざい)を翁に加へるものである...
正岡子規 「病牀六尺」
...寃(えん)もまた甚(はなはだ)しいと思ったのである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...そしてそれが全くの寃罪(えんざい)でもなかったらしい...
森鴎外 「心中」
...これぞ余が寃罪を身に負ひて...
森鴎外 「舞姫」
...また自分の寃罪(えんざい)をはらしたいということで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...(笑聲)どういふ譯で井上秀子女史だけ贔負をするのか――井上さんが非常に美人ででもあつたら寃罪を受けるところなんです...
吉川英治 「折々の記」
...たとえ寃罪(むじつ)の証拠証人をならべ得ても...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索