...常寂光(じょうじゃっこう)の中に住(じゅう)そうには伊勢物語をそのままの恋をするよりほかはあるまい...
芥川龍之介 「邪宗門」
...西方に金色の寂光が降りそそぐ弥陀の浄土があると考えている...
石原莞爾 「最終戦争論」
...「寂光院はまだ遠いですか」と三藏は茶店の婆さんを顧みる...
高濱虚子 「俳諧師」
...寂光院は尼寺の筈だ...
高濱虚子 「俳諧師」
...青い窓から無宿の神樣歌集「寂光」の會のくづれが東洋軒の地下室を出ると...
竹久夢二 「砂がき」
...蕨は十二三年前までは寂光へ行く路...
田山花袋 「日光」
...大原の寂光院(じゃっこういん)に美しい尼さんがいると聞いたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...「寂光院の水仕(みずし)をつとめておりましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...寂光院の塔頭(たっちゅう)に新たなる庵(いおり)を結んだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...家のさまは人を待つけしきにて庭には枝豆も作れりおもしろの八瀬の竈風呂いま焚かば庭なる芋も堀らせてむもの大原粽巻く笹のひろ葉を大原のふりにし郷は秋の日に干す寂光院途上鴨跖草の花のみだれに押しつけてあまたも干せる山の眞柴か寂光院あさ/\の佛のために伐りにけむ柴苑は淋し花なしにして堅田浮御堂小波のさや/\來よる葦村の花にもつかぬ夕蜻蛉かも廿九日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...その隣には寂光院の屋根瓦(やねがわら)が同じくこの蒼穹(そうきゅう)の一部を横に劃(かく)して...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...寂光院は閑静な所だ」とある...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...その足で寂光院へ来て見たが...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...寂光院はこの小野田の令嬢に違ない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...妹は余の推量に違(たが)わず例の寂光院であった...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...三千院から寂光院あたりには...
吉川英治 「折々の記」
...その寂光万華(まんげ)の燦(かが)やきの裡に...
吉川英治 「親鸞」
...冬陽もささない寂光の古刹(こさつ)...
吉川英治 「随筆 新平家」
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