...此土即寂光土か厭離穢土欣求淨土か...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...「寂光院はまだ遠いですか」と三藏は茶店の婆さんを顧みる...
高濱虚子 「俳諧師」
...寂光院は尼寺の筈だ...
高濱虚子 「俳諧師」
...寂光院の若い尼を主人公にして...
高濱虚子 「俳諧師」
...寂光院に限ったことではございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの寂光院へ入らせおはします...
中里介山 「大菩薩峠」
...マクベスの門番が解けたら寂光院(じゃっこういん)の美人も解けるはずだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...その一人が――最も美くしきその一人が寂光院の墓場の中に立った...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...それは先(ま)ずよしとして元来寂光院(じゃっこういん)がこの女なのか...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...その足で寂光院へ来て見たが...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...今度は寂光院が襲って来る...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...抛(ほう)って置いて自然天然寂光院に往来で邂逅(かいこう)するのを待つよりほかに仕方がない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...争ふても結局何うすることも出来ない友と友との間の吉井氏が扱ふ詩情豊かな寂光土に僕は十年一日の如く甘美な酒の陶酔感を得る...
牧野信一 「なつかしき挿話」
...娑婆(しゃば)を寂光に即せしめるのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...この寂光の奥殿まで聞こえてくるほどであったが...
吉川英治 「剣難女難」
...天華(てんげ)ふる極楽(ごくらく)の寂光土(じゃっこうど)へ一変したような光景である...
吉川英治 「神州天馬侠」
...寂光浄土(じゃっこうじょうど)の極楽(ごくらく)へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...冬陽もささない寂光の古刹(こさつ)...
吉川英治 「随筆 新平家」
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