...ともかくに日頃の宿意を遂ぐると悦びて...
太宰治 「右大臣実朝」
...もとより宿意あっての貧窮組ではないから二度まで盛り返して来ず...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの神尾主膳殿は何の宿意あってか...
中里介山 「大菩薩峠」
...只以宿意誅亡之故也云々といへる記述は...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...何の宿意ものこすまい」自己の歓びと...
吉川英治 「黒田如水」
...ご宿意(しゅくい)でもおありでござるか」「宿意などとはとんでもない...
吉川英治 「三国志」
...足利家に宿意をいだくなどのことは...
吉川英治 「私本太平記」
...私(わたくし)の宿意を構えたものとも断じられるが...
吉川英治 「私本太平記」
...ニベもない宿意を以て報(むく)うほど小心にして正直な彼でもなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...(いまに見ていろ)悪意や宿意では決してない...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここでそそごうとする宿意が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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