...民子も秋子も鞦韆に遊んでゐた...
伊藤左千夫 「奈々子」
...鞦韆(ぶらんこ)の様に動いた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
......
高浜虚子 「俳句への道」
...それでも鞦韆をあそばされますか」女郎は笑って頷いた...
田中貢太郎 「西湖主」
...履(くつ)を持って鞦韆の上に乗せた...
田中貢太郎 「西湖主」
...彼女は鞦韆の索を枝に結えなおして泣いた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...鞦韆は漢字で綴ればこそむつかしくなるが...
原勝郎 「鞦韆考」
...當時の鞦韆は二本の繩で腰掛け樣のものをつるし...
原勝郎 「鞦韆考」
...鞦韆のース畫には興に耽ける婦女の側に或はエロス或はシレン等を添へ畫くを例として居るのでも...
原勝郎 「鞦韆考」
...多分鞦韆北方山戎之戯...
原勝郎 「鞦韆考」
...此説の何人により唱へ始められたるかは分明でないが、唐の高無際の漢武常後庭鞦韆賦の序に考古之文苑、惟鞦韆賦未有作、況鞦韆者千秋也、漢武祈千秋之壽、故後宮多鞦韆之樂と見えるなどは最も古るきものであらうと思はれる...
原勝郎 「鞦韆考」
...恐らくは鞦韆の繩を花さける枝にかけた光景を詠じたものであらう...
原勝郎 「鞦韆考」
...元以後の詩人の鞦韆詞によりても略ぼ察せられるが...
原勝郎 「鞦韆考」
...周復俊の鞦韆咏には繍柱紆會有縁と云ひ王建の詞には長長絲繩紫復碧とある...
原勝郎 「鞦韆考」
...高無際の鞦韆賦に叢嬌亂立以推進...
原勝郎 「鞦韆考」
...之に反し宋代の詩人が鞦韆を詠ずると...
原勝郎 「鞦韆考」
...7525鞦韆(ぶらんこ)のように往ったり戻ったりすること...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...鞅(オウ)(胸ノ綱)鞦(シュウ)(尾ノ綱)備ワリ...
吉川英治 「三国志」
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