...彼女の容色がとても美しい...
...その花の容色は鮮やかだ...
...容色は人の印象を左右することがある...
...その絵の色使いや容色が素晴らしい...
...天気が悪いと、肌の容色もくすんで見える...
...明子は容色の幾分を減却したれども...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...同行(いつしよ)だつた御容色(ごきりやう)よしの同夫人(どうふじん)...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...けれど容色はどこやらけわしくなっていたようであった...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...私も容色(きりょう)に自信があったのだ...
田中貢太郎 「蓮香」
...女の容色の事も、外に真似手のない程精(くわ)しく心得ている...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...世の常の容色とはどうしても思はれなかつた...
田山録弥 「モウタアの輪」
...「お前の容色(きりょう)なら一躍スタアになれるに違いないが...
徳田秋声 「仮装人物」
...自然の容色のまだ衰えないことを...
中里介山 「大菩薩峠」
...その人の容色(きりょう)がよく家(うち)のものの口に上(のぼ)った事も...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...容色(きりょう)だって十人並より可(い)いじゃありませんかと梅子が云った...
夏目漱石 「それから」
...……「御縫さんて人はよっぽど容色(きりょう)が好いんですか」「何故(なぜ)」「だって貴夫(あなた)の御嫁にするって話があったんだそうじゃありませんか」なるほどそんな話もない事はなかった...
夏目漱石 「道草」
...次第に衰えて行く容色のために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女子の天性容色を重んずるが故に...
福沢諭吉 「女大学評論」
...あの河原者の容色に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...斯くして十年一日の如く容色の移るを顧みるに暇あらず...
光田健輔 「小島の春」
...ただ容色を粧(よそお)い立てる以上に...
柳田国男 「海上の道」
...こんな綺麗な容色(きりょう)を持ちながら...
夢野久作 「白髪小僧」
...この村内では先づ一二位の容色好(きりやうよ)しと稱へられて居るのであらう...
若山牧水 「姉妹」
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