...彼女の容色がとても美しい...
...その花の容色は鮮やかだ...
...容色は人の印象を左右することがある...
...その絵の色使いや容色が素晴らしい...
...天気が悪いと、肌の容色もくすんで見える...
...日ごろは容色を売って...
芥川龍之介 「偸盗」
...容色(きりょう)が好(い)いとか...
泉鏡花 「歌行燈」
...言う迄もなく顔の美しさは容色の美しさではない...
高村光太郎 「顔」
...けれど容色はどこやらけわしくなっていたようであった...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...なるほど昔の大名が寵童の容色に溺れたと云うのは此処のことだなと...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...やれ平右衛門の二番娘は容色(きりやう)が好いの...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...容色(きりょう)が落ちて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...彼女の容色さえも――その身振り...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...容色よりも寧ろ其の才氣で以てすつかり靈公をまるめ込んでゐるのだが...
中島敦 「盈虚」
...……「御縫さんて人はよっぽど容色(きりょう)が好いんですか」「何故(なぜ)」「だって貴夫(あなた)の御嫁にするって話があったんだそうじゃありませんか」なるほどそんな話もない事はなかった...
夏目漱石 「道草」
...素晴らしい容色(きりょう)です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...並々の容色と見えれば...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...頬のいろざしも微笑も影をひそめて、容色は衰ろへ、影は薄れて、美しい眼も泣き枯らしてしまつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...」「では余ツ程私の容色は憂鬱気だつたのだな...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...女は容色(きりやう)のいゝのが何よりだ...
正宗白鳥 「玉の輿」
...してみると貴下(あなた)はユリ子の言葉を信じておられるのですね」「あれ程の容色(きりょう)を持った女が無意味に死ぬものとは思われません...
夢野久作 「少女地獄」
...十七に成る容色(きりやう)の好い姉娘(あねむすめ)を是非(ぜひ)道珍和上(どうちんわじやう)の奥方(おくがた)に差上(さしあ)げ度(た)いと言出(いひだ)した...
與謝野寛 「蓬生」
...その容色品評に及び...
吉川英治 「随筆 新平家」
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