...師匠の容子を一目見るが早いか...
芥川龍之介 「地獄変」
...更に気のつく容子(ようす)もなく...
芥川龍之介 「邪宗門」
...外の容子(ようす)を覗いて見た...
芥川龍之介 「貉」
...相手はやはり落着かない容子で...
芥川龍之介 「妖婆」
...編輯局から容子を見届けに度々社員を派したが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...粗末な着物を着てるんですよ』『でも容子(ようす)のいい女ですよ』『それじゃ何ですか...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...氏はその日川の容子(ようす)を見に出掛けたので...
薄田泣菫 「茶話」
...一体どんな容子に見えるものだろうと思いましたので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...勘次(かんじ)はおつたの姿(すがた)をちらりと垣根(かきね)の入口(いりぐち)に見(み)た時(とき)不快(ふくわい)な目(め)を蹙(しが)めて知(し)らぬ容子(ようす)を粧(よそほ)ひながら只管(ひたすら)蕎麥(そば)の幹(から)に力(ちから)を注(そゝ)いだのであつた...
長塚節 「土」
...おとなしい容子でやるんで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そして現在ではベシーと會つたときよりもずつと立派な容子になつてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...関羽はそれから特に玄徳の容子に注目していた...
吉川英治 「三国志」
...深く現在の自身を反省しているらしい容子が見えた...
吉川英治 「三国志」
...どうもすこし容子が変であった...
吉川英治 「三国志」
...おれの眼に狂いがあるか」元成もいまは腹をすえた容子で...
吉川英治 「私本太平記」
...あがきもしない容子をじっと見とどけてから...
吉川英治 「私本太平記」
...山田八蔵はその容子(ようす)を見て...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかにも恬淡(てんたん)な容子(ようす)がいっそう人々にゆかしく思われた...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??