...容子がいゝよお前さん...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...その容子(ようす)はいかにも愍然(びんぜん)でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...わざと婆さんからその容子を母親に話さした...
田中貢太郎 「阿宝」
...カンテラの光(ひかり)は樅(もみ)の木陰(こかげ)の何處(いづこ)からでも明瞭(はつきり)と勘次(かんじ)の容子(ようす)を目(め)に立(た)たせる樣(やう)にぼう/\と油煙(ゆえん)を立(た)てながら...
長塚節 「土」
...能く容子を探つてからにしなければならぬ...
長塚節 「隣室の客」
...容子がよくわからないから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...何かたらし込みをしている容子(ようす)――あれほどの男を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この容子をうかがっていた二人ざむらい――「貴公! 早かごで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...何処かへ旅に出るらしい容子だった...
山本周五郎 「青べか日記」
...その容子(ようす)にあらわして云った...
吉川英治 「三国志」
...「機会をうかがっているのですが」ひどく辱(はじ)いった容子をした...
吉川英治 「三国志」
...固くなっている柳斎の容子を...
吉川英治 「私本太平記」
...それみずからの凡情にみずからをズタズタに切りさいなまれている彼の容子が...
吉川英治 「私本太平記」
...共に自分の病を気づかっていてくれるらしい容子(ようす)を察して...
吉川英治 「新書太閤記」
...客の容子(ようす)にも観(み)えるものを感じたので...
吉川英治 「新書太閤記」
...しきりに感に打たれておる容子(ようす)だが...
吉川英治 「新書太閤記」
...その容子(ようす)からして物語っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...狂気の沙汰と思う」相手の冷静な容子(ようす)は...
吉川英治 「親鸞」
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地位を奪う 時間つぶしにしかならない やってやる
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