...ドレイクへあてての怒りにあふれた宸翰のなかで彼女は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「御宸翰拝読いたしました」と彼の返事はいう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そして修道院長の許可状と国王の宸翰との全体は会計院と議政府とにおいて一六五四年に認可された...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...其宸翰全部は明治天皇も一時お借り上げになつて御覽になり...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...御文庫に後奈良天皇の宸翰で...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...七重の塔には宸翰金字(しんかんこんじ)の経文が蔵(おさ)めてある...
森鴎外 「山椒大夫」
...宸翰(しんかん)箱に祠(まつ)り封ぜられ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ただそのあとに宸翰本に存せざる景物人物...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...伝宸翰本のごときは自伝的描写を全然含んでいないのであるから...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...学問の比較的盛んであった南北朝の宮中にもし宸翰本のごとき『枕草紙』が伝わっていたとすれば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかし伝宸翰本では八日と十五日の間に「十日のほど」の描写を挿む...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...伝宸翰本は「みねは」のあとに「野は」...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...伝宸翰本ではいかにも自然な場所に所を得ているのであるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...一応は伝宸翰本のごとき「同種の描写をまとめて記す」という構造に引きなおしてみることも必要だと思う...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...伝宸翰本のごとく四季の風物の描写の中に取り入れられると...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...単に宸翰本と呼ぶことをやめて伝宸翰本と直した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...「群書類従」によっていわゆる宸翰本を読んだときに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...伝宸翰本はこれと同系統のもの)の系統の四つに別たれる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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