...私の一家言は健康的な食事です...
...彼は政治に対する一家言を持っている...
...あなたの一家言は何ですか?...
...彼女はファッションに詳しく、その分野において一家言を持っている...
...彼はビジネスの世界において一家言を持っている...
...いろいろのものを集めて一纏めにして自分の一家言を作るのであると云つて居る...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...これは別に子部として何等一家言をなすものでもなく...
内藤湖南 「支那目録學」
...谷川龍山といふ人が「左國易一家言」といふ本を作つた位であり...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...カキツバタ一家言花がつみまじりにさけるかきつばたたれしめさして衣にするらん 公実狩人の衣するてふかきつばた花さくときになりぞしにけり 基俊カキツバタは誰れもよく知っているアヤメ科イリス(Iris)属の一種であって lris laevigata Fisch. の学名を有する...
牧野富太郎 「植物記」
...志ん生の噺にたいする一家言はなかなか鋭角的で...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...しかれどもこれ一家言(いっかげん)のみ...
正岡子規 「俳諧大要」
...ほとんど、真の闇の、山ノ宿裏道の真夜中――人ッ子一人通るはずがないのだが、その時、思いがけなく、駆けゆくお初の行手から、二人づれの、黒い影――「何じゃ! 夜陰に?」と、武家言葉が、とがめるのを、お初、「おたすけ下さいまし、いま、あとから乱暴者が――」「なに、乱暴者?」と、一人が、透かして見て、「おお、なるほど――」雪之丞、とんだ邪魔がはいったと、ハッとしたが、お初を、どうしても、このままには逃せないのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...宋の元英(ほうげんえい)の『談藪』には道家言う...
南方熊楠 「十二支考」
...勿論これは僕の一家言だ...
三好十郎 「好日」
...要するに一家言である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曰(いわ)く本私刑史、曰く支那刑法史、曰く経子(けいし)一家言、曰く周易一家言、曰く読書五十年、この五部の書が即ちこれである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...どんなに強辯しても單なる一家言に過ぎないであろう...
矢田部達郎 「心理學」
...一家言の表現は學問ではない...
矢田部達郎 「心理學」
...武家言葉は禁物(きんもつ)ですぜ」「ム...
吉川英治 「江戸三国志」
...純文藝派の正宗氏、近松氏などの大衆文藝批評も、一家言として、傾聽の値はあるが、ああした高きから低きを見るやうな、純文學概念などは、この際、もう昨日の聲、をととひの聲だ...
吉川英治 「折々の記」
...一家言(いっかげん)として聞いてもいい...
吉川英治 「増長天王」
...「大儀であった」という武家言葉...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...何につけてもめいめい小うるさい一家言をもちだすものだし...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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