...私の一家言は健康的な食事です...
...彼は政治に対する一家言を持っている...
...あなたの一家言は何ですか?...
...彼女はファッションに詳しく、その分野において一家言を持っている...
...彼はビジネスの世界において一家言を持っている...
...一家言を為さんと欲す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...支那では之を一家言と申しまして...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...南北の書派の議論は阮元の一家言で...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...いろいろのものを集めて一纏めにして自分の一家言を作るのであると云つて居る...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...兵書は兵家の如く一家言をなしたものでなくして...
内藤湖南 「支那目録學」
...谷川龍山といふ人が「左國易一家言」といふ本を作つた位であり...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...ソハ余ガ一家言トシテ宥シ給ヒネ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「好古小言」
...志ん生の噺にたいする一家言はなかなか鋭角的で...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...しかれどもこれ一家言(いっかげん)のみ...
正岡子規 「俳諧大要」
...俳句を以て最上の文学と為す者は同じく一家言なりといへども...
正岡子規 「俳諧大要」
...ほとんど、真の闇の、山ノ宿裏道の真夜中――人ッ子一人通るはずがないのだが、その時、思いがけなく、駆けゆくお初の行手から、二人づれの、黒い影――「何じゃ! 夜陰に?」と、武家言葉が、とがめるのを、お初、「おたすけ下さいまし、いま、あとから乱暴者が――」「なに、乱暴者?」と、一人が、透かして見て、「おお、なるほど――」雪之丞、とんだ邪魔がはいったと、ハッとしたが、お初を、どうしても、このままには逃せないのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...宋の元英(ほうげんえい)の『談藪』には道家言う...
南方熊楠 「十二支考」
...勿論これは僕の一家言だ...
三好十郎 「好日」
...『古事類苑』に引用した松岡玄達の『本草一家言』には...
柳田國男 「アテヌキという地名」
...それからなにやら一家言めいたことを述べて...
山本周五郎 「百足ちがい」
...兵学家の一家言(かげん)なども...
吉川英治 「上杉謙信」
...純文藝派の正宗氏、近松氏などの大衆文藝批評も、一家言として、傾聽の値はあるが、ああした高きから低きを見るやうな、純文學概念などは、この際、もう昨日の聲、をととひの聲だ...
吉川英治 「折々の記」
...何につけてもめいめい小うるさい一家言をもちだすものだし...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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