...頑固な家扶(かふ)...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...階下(かいか)にゐた家扶(かふ)は主人夫婦(しゆじんふうふ)の身(み)の上(うへ)を案(あん)じながら辛(から)うじて...
今村明恒 「地震の話」
...家老とか家扶とかの手で始終上手な手品を見せつけられてゐるものなのだが...
薄田泣菫 「茶話」
...家扶(かふ)をしておいでになりましたでしょう? 殿下の御改革で...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...徳川家の家扶の古沢秀彌氏が...
蜷川新 「天皇」
...分別顏(ふんべつがほ)の家扶(かふ)にさへ手(て)に合(あ)はず...
樋口一葉 「曉月夜」
...やむをえず居残りになっていた家扶や家令に...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...家令をも家扶をも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それから家扶の渡辺老...
山本周五郎 「桑の木物語」
...家扶の伊太夫を代りにやり...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...亀阜荘の家扶がおどろいてその理由を詰(なじ)った...
山本周五郎 「新潮記」
...家扶を玄関へ呼んでもらって...
山本周五郎 「末っ子」
...家扶はいちど奥へゆき...
山本周五郎 「末っ子」
...家扶(かふ)の吉塚(よしづか)に壺を出させ...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...まことに惜しいようなお人柄です」家扶(かふ)がなにを云いたがっているか...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...伽(とぎ)をしていたのは格之助兄弟と家扶(かふ)の六郎兵衛(ろくろべえ)...
山本周五郎 「日本婦道記」
...家扶は迷って、助言を乞(こ)うように甲斐を見た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そこへ家扶(かふ)の権之丞が来た...
山本周五郎 「山彦乙女」
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