...陸奥国(むつのくに)会津(あいづ)四十万石加藤式部少輔明成(かとうしきぶのしょうゆうあきなり)の家士...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...――幸い住居はそのままでよいことになったものの、家士、召使たちは減らさなければならない...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...家扶、家士たちと共に、直輝を玄関に見送ったかな女は、嫁と廊下をもどりながらその顔色のすぐれないことに眼をとめた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そこへ家士の足守忠七郎(あしもりちゅうしちろう)がはせ入って来た...
山本周五郎 「日本婦道記」
...車井戸を挾んで小さな家士住宅が並んでいた...
山本周五郎 「花も刀も」
...次ノ間にいた若い家士が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...家士や召使たちにまで気をくばること...
山本周五郎 「やぶからし」
...津田家の若い家士が...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...兜を後にかけて、血しおどめの鉢巻に乱髪(みだれがみ)をなであげ、健気(けなげ)にもみずから陣頭に立っていたが、何思ったか、「源之丞、源之丞」と、駒側の家士、春日源之丞をさしまねいて、背に纏(まと)っていた紫紺地の母衣(ほろ)を引き(むし)り、「これは、父信虎様のおかたみであった...
吉川英治 「上杉謙信」
...家士は主人に取次いでくれないのである...
吉川英治 「三国志」
...家士のうちには旧知の朋輩(ほうばい)がたくさんいる...
吉川英治 「私本太平記」
...家士二十人を抜擢し...
吉川英治 「私本太平記」
...年来の宿将や家士たちに限っては...
吉川英治 「新書太閤記」
...羽柴家の家士もすぐこれを秀吉の耳にいれた...
吉川英治 「新書太閤記」
...すべてで八百六十余人という家士への論功行賞は...
吉川英治 「新書太閤記」
...浅野家の家士ではござらぬ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...家士(かし)の研学隆武(けんがくりゅうぶ)にも怠(おこた)りがない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...たいがいな家士は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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