...州の首府シヤイエンにだけでも四十六軒の家作を持つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...私どもの家作はすべて拓務省大蔵省あるひは三井三菱といふやうなところへお勤めの方ばかり入つてゐられるのでして...
高田保 「貸家を探す話」
...家作持(かさくもち)で...
田中貢太郎 「春心」
...この娘にはあの国道の家作が二軒附いていて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...国道沿線に五六軒の家作(かさく)を建てたりして裕福に暮らしてゐたのだつたが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...家作の修理などを執事がすすめてもなかなか受入れなかった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...老人は家作の差配人だということが...
豊島与志雄 「古井戸」
...その周囲の地面家作を買いつぶして...
中里介山 「大菩薩峠」
...留守中に売り払って貰(もら)った地所家作についても...
夏目漱石 「門」
...地面や家作を持って」と御米が答えた...
夏目漱石 「門」
...地面(ぢめん)や家作(かさく)を持(も)つて」と御米(およね)が答(こた)へた...
夏目漱石 「門」
...あつしが貰つて家作を四軒建てる――」「四軒は變だね」「一軒には親分を入れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――お前が家作を四軒建て兼ねたのは氣の毒だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...地所家作の外に五百兩の預りに五年間の利息を附けて返し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大名邸ほどの廣い土地も家作も...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...昔なつかしい家作りの...
堀辰雄 「炉辺」
...家作も十軒ばかりあるし...
山本周五郎 「へちまの木」
...家作(かさく)はほかにもたくさん持っていた...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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